『些細な運命の引き金』その１ ページ4
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買い出しから帰ってきた俺達は、玉狛の皆と早速クリスマスパーティーの準備に取りかかった｡
なので今日だけは皆の修行も一旦休止｡
まあ、たまには息抜きも必要だしな…
各々役割を分担しての作業だが、料理が出来ない俺は陽太郎と小南先輩、遊真、あと雷神丸と一緒に内飾を担当することになった｡
[陽太郎、そこにこれつけられるか?]
陽太郎｢おうっ、まかせろ｣
俺が陽太郎を肩車して高いところを、遊真と小南先輩が低いところを飾っていく｡
そしてハイスペックな雷神丸は、飾る上で重要な装飾品を近くまで運んできてくれる働きっぷり…なんて優秀なカビパラなんだろうか｡
空閑｢カグヤ先輩、このでっかい靴下みたいなやつも飾るのか?｣
[っうん、それはクリスマスツリーの近くに吊るしておいて]
着々と順調に準備を進めているとキッチンの方から食欲がそそられるようないい匂いがしてきた｡
[っ〜、いい匂い…]
小南｢ふふんっ、うちのクリスマス料理は毎年凄いんだからねっ。ローストチキンにクリスマスケーキ…、食べたら頬っぺたなんかすぐ落ちるわよ｣
空閑｢ほう、それは楽しみだな｣
[だねっ]
玉狛の皆の手料理は美味しいもんなぁ〜想像しただけで涎が出そう…っ
[…あっ。レイジさんっ、ちなみになんですが……その…サラダなんかは…]
木崎｢安心しろ。野菜好きなお前のためにサラダも用意してある｡
ニンジン抜きのシーフードサラダだ｣
[え、わっ!!本当ですかっ!?
ありがとうございます!!]
俺はレイジさんの言葉に満面の笑みでお礼を告げる｡
それから再び作業に戻ろうとして…
[? 陽太郎…どうかしたのか?]
さっきから俺の肩に乗っている陽太郎がやけに静かなのが気になり、陽太郎の視線の先を追う｡
テレビの画面に移るのは目を見張るほどの美しい光景｡
所謂、クリスマスイルミネーションというやつだ｡
その映像は、明日のクリスマス当日に壮大なイルミネーションのライトアップイベントをするという宣伝の特集だった｡
[―――……あ。ここ…さっきの…]
陽太郎｢知ってるのか神久弥っ!?｣
[えっ、ぁ…うん｡
朝 京介と買い出しに行ったときにたまたまここを通って､
この大きくて凄く綺麗なクリスマスツリーを見つけたんだよっ｡
明日あそこで、そんな大がかりなイベントがあることは知らなかったけど…]
ツリーだけでも結構な迫力だったのに、その周り一面がイルミネーションでライトアップされるなんて…
相当な絶景なんじゃないかな?
[あ、そうだ俺、自分の携帯で撮ってきたんだっ…えーっと……
…………、……;;]
え､……携帯が…ない…?;;
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platinum.wolf - 田中さん» コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです(´ω｀＊) これからも頑張って続けていきますので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2016年9月14日 21時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 続きが楽しみです！ いつも楽しみに読ませてもらってますヾ(o´∀｀o)ﾉ (2016年9月11日 17時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2016年8月25日 19時
