『更なる偶然』その３ ページ3
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ソウヤさんの脱走癖に苦笑いで呆れていたら、
遠くの方から｢まってよ、ソウヤ〜!!｣と叫びながら、小さな男の子が息を切らしながら走ってきた。
あの子はまさに現在話題の中心である、ソウヤさんの飼い主の甥っ子君だ。
???｢はぁはぁ…やっと、追いついた〜;;｣
[だ、大丈夫?;]
???｢ぁ、…小次郎と貴志のとこのお兄ちゃんっ!!｣
[こんにちはっ、えっと確か……四郎君、…だったよね?
俺の事は神久弥でいいよっ]
四郎｢うんっ、わかった!!かぐやお兄ちゃんっ｣
ふおぉぉ…っ。
かぐやお兄ちゃんか……なんかくすぐったいな…///
俺は一人っ子で、小さな頃から周りに年下の子がいなかったため、"お兄ちゃん"なんて呼ばれるのに少し憧れていたりする。
だから嬉しさに心が踊ってしまうのも仕方がないわけで…。
[えへへ…///]
そんな俺の様子に勘づいた京介が俺の耳元で、ポソリと呟いた。
烏丸｢顔が緩んでるぞ神久弥お兄ちゃん｣
[Σっ…!?……ゴホン…!!///;;
…こ、こっちの格好いいお兄さんは俺の友達の烏丸京介]
烏丸｢よろしくな｣
四郎｢はじめましてっ｣
俺は人懐っこい笑顔を浮かべる四郎君の頭を撫でて、目線を合わせるように少し屈んだ。
[四郎君は今、一人なの?]
四郎｢そうだよ。パパとママはパーティーの準備でいそがしいから、僕がソウヤの散歩をしてるんだっ。
…だけど途中で、ソウヤが逃げちゃって…｣
[それで追いかけてきたんだね;;]
四郎｢うん…｣
((ワフッ
[こらソウヤさん、ちゃんと四郎君の言うこと聞かないと駄目だろ?]
俺は軽く諭しながらソウヤさんの首輪についたリードを、四郎君の手に返してあげる。
ソウヤさんは反省しているのかしていないのか…今度は四郎君に飛び付いていた;;
[―――……ん?]
今、気づいたけど…
ソウヤさんに四郎君。
そうやさんに、しろうくん。
蒼也さんに、士郎くん……。
[Σすごっ!!風間さんと菊地原だ!!
なんていう偶然…!!]
烏丸｢いきなりどうした｣
[えっ。あ、いや…ちょっとね……はははっ;;]
これでもし、りょうって名前の人がいたら風間隊が揃うじゃん…!!なんて真面目に考えたことは俺だけの秘密だ。
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platinum.wolf - 田中さん» コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです(´ω｀＊) これからも頑張って続けていきますので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2016年9月14日 21時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 続きが楽しみです！ いつも楽しみに読ませてもらってますヾ(o´∀｀o)ﾉ (2016年9月11日 17時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2016年8月25日 19時
