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「！？」
迫ってきた相手はそのまま足を滑らせ転倒しそうになる。一瞬頭がショートしかけたが即座に腕と腰を引き寄せお互いの転倒を防いだ
『…』
ここには散髪屋さんが無かったから髪を放置していたのだが、髪紐が解けてしまって相手にかかってしまった。見えないほどではないからいいか
そのまま離さず見つめてみる
黒い瞳に黒い毛髪…赤を基調とする服装…
「…」
ヨシ。特に外傷は見当たらない。良かった
早々に離し、ごめんというジェスチャーをしてから背を向けた
途端、掴まれる左腕
でしょうね。と予測はしていた冷静な脳と額にじわる冷汗。軋むような首の節々の拒絶を無視して顔だけ振り向いてみる
真顔のまま見つめてくる冷たい表情
…自分もそうだわ
自覚という現実逃避をしながら長い沈黙が霧と共に立ち込める
この空気を破り救ってくれたのは
「ちょっとレッドー！！どこほっつき回って…あら、お邪魔しちゃった？」
とお茶目に笑う3日前に見た長髪の青年であった
感謝キマワリ…
そうして余韻に浸っていると、その青年の後ろから同じく前にもみたツンツン頭の青年が見受けられた
少し遠くで何かを喋り合っている二人を、掴まれながら一緒に見ているとツンツン…めんどいな。グリーンとリーフがようやくこっちに近づいてきて
「「っていたぁぁあぁああ！！？」」
おっとまずいバレた。タクシーの時はゴーグルしてたし髪も前より結構伸びていたから気づかれなかったのだろうが…
掴まれていない方の手をバックに突っ込みボールを空高くに投げる
一気に視線がそこへと集中する
「ルッリ！」
『スプリンクラー』
出てきた合図と共に指示を出す
マリルリがスプリンクラーの"ように"水飛沫を散らしている間に自分は片腕の拘束を振り解く
「なｯあっちはダミーか！」
御名答である。空高くに投げたボールは空のボール。全ての視線が逸れたのを良いことに、マリルリがバックの隙間から出てきてくれたのだ
やはり先頭は読みが早い。まぁこれだけでは諦めないだろうし、うーん。運良く吹雪とか打ってくんないかな
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メガサーナイト大好き - とても面白かったです！！私はとても好きな系統、ゲームの主人公やレッドさんが出てくれるのはとても嬉しいです。スグリ君ゼイユちゃんから先生呼びも良い！！伝説の旅人もかっこいい！！更新頑張ってください。応援しています。 (1月31日 8時) (
レス) @page12 id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ござるぅ | 作成日時：2023年12月31日 0時
