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ふぅ、一息ついて肩に乗っていたピカチュウを下に下ろそうとする。この見た目で6キロあるもんな
「ピ」
明らかに嫌だというのが分かり、どうしたものか。しかも服に爪を立てられ無碍に離すことが困難になった。あっ待って伸びる破けるちょっ肌にも刺さってる…てか君にはやっぱりバレるよな
それでも表情筋がびくともしないのは呑気さ故なのか
仕方がない
『言わなかったら、次バトル…本気』
「ピィカ！？ピッカ！」
小声でそう伝えると神速なみの速さで主人の元へと走っていった。めっちゃ笑顔で。君神速持ってなかっただろ
…そしてごめん、マリルリ。
頭の中で謝りつつ今日の仕事も無事に終えてくれたヨルノズク達に大盛りのフードときのみをやった
「あの」
そうだ忘れてた。ハッとしてすぐに利用者様へと視線を向ける。バレてないといいが
ほんの少しの汗を拭う様にして帽子を被り直す
「夜分にありがとうございました」
『いえ、仕事をしたまでですので』
相手の会釈に自分も軽く礼をした。正味気づかれていないのかが気になってそれどころではないんだがな
「ほらお前も！ピカチュウ乗ったんだから」
ツンツン頭の人は見かけによらず世話焼きな所があるのか、サングラスをかけてチャラい見た目をしながらも赤い帽子をした青年の頭に手を置き、さっきよりも深く共に頭を下げてきた。それを見た長髪の青年も慌てて頭を下げてきた
なんだこの絵面。別にいいんだが
『いえ、お気になさらず』
と紳士？に対応して何とか頭を上げてもらった。
うん。取り敢えず気づかれてはないらしい
その事実に半分安心し、今日もゆっくり寝れそうというのがより安心に手をかけた
「あ、あの！ちょっと聞きたいんですけど…」
ここから早く離れようと背中をむけると、長髪の青年が声を張り上げて質問してきた。話を聞けば、
「探し人がいるんです。ここ最近でこういう人見た事ありませんか」
ということらしい。スマホロトムの画面を見せてもらうと、
写っていたのは自分と…あの、本土から来たらしい少女と少年が1vs２で戦っている姿であった。勿論自分は1です。あれは軽くリンチだったなぁ…勝てたけど
画像を見て遠い目をしながら
『すみません。自分も最近ここで働いている者ですし、何より個人情報保護のためそういうのは村の人達に聞いた方が良いかと…』
的な事を言ってその場から逃げ出した
背中に刺さる視線を無視して
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メガサーナイト大好き - とても面白かったです！！私はとても好きな系統、ゲームの主人公やレッドさんが出てくれるのはとても嬉しいです。スグリ君ゼイユちゃんから先生呼びも良い！！伝説の旅人もかっこいい！！更新頑張ってください。応援しています。 (1月31日 8時) (
レス) @page12 id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ござるぅ | 作成日時：2023年12月31日 0時
