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「はぁ、はぁ…！ｯ」
にげろ。にげろにげろにげろにげろ。にげないと、
「ぁ…ｯ！？」
はしってはしってようやくみえたあかり。
だけど木のねっこに足をつかまれてころんじゃった。
そっちをみたら、アーボックがそこまできてた。
どうしようどうしようたすけてたすけて
めのまえまで、きちゃった
だれか
「たすけて…！」
少年は目を閉じて、くる筈の衝撃をただ待つ。
待ったが来る気配が無い。
不思議に思った少年は恐れながらゆっくりと目を開ける。
「！」
目の前に居たのは、立っていたのは、赤い帽子を被った
少年より幾分か高い人の姿であった。
肩にはピカチュウ？のような黄色いポケモンを乗せており、髪は短髪で半袖短パンという夏に等しい格好をしている。
『…立てるか』
アーボックと対峙している人間は、尻餅ついた少年に
小さな声で話しかける。
「ぅ、ん」
頷きと共に何とか絞り出した声。
それを聞いた人間は目にも止まらぬ速さで
少年を抱えて走り出す。
『…』
だがアーボックは逃がさない。
もうすぐそこまで来ていると言ってもいい。
恐らく走り出して約数分。もしかすると数十秒。
少年は気づいた。
自分を抱えてもなお走り続けるこの人は
息切れするどころか、汗すらもかいていない。
そして枝を掻き分けている筈なのに
怪我をしている様子もない。
気にしている間に思いっきり視界が開ける。
寸前に見たあの明かりが少年の視界いっぱいに広がって
思わず目を瞑った。
『大丈夫』
一言。たった一言だが、少年を安心させるには
十分らしかった。
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メガサーナイト大好き - とても面白かったです！！私はとても好きな系統、ゲームの主人公やレッドさんが出てくれるのはとても嬉しいです。スグリ君ゼイユちゃんから先生呼びも良い！！伝説の旅人もかっこいい！！更新頑張ってください。応援しています。 (1月31日 8時) (
レス) @page12 id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ござるぅ | 作成日時：2023年12月31日 0時
