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声をかけられ自然と振り返る。ちょっと首から変な音したがしょうがない。バトルしたくないのだから。
目を細め相手を見やる。とらえたのは、
黒髪のポニーテールに前髪は殆ど後ろで束ねていて、緑のメッシュがよく映える。そして褐色肌にそばかす、オレンジの瞳。右腕に纏うのは高性能そうな赤いグローブ…
これは、
わんぱくだけど運動音痴系の子だ!!
あっいや決して悪い意味で言ったわけではないし、興奮したとかそういうのじゃない。だがな、こういうのはな、大抵な、バトルジャンキーが多いんだ。うん。戦るって書いて、やるって読むパターンなんだ。うん。
必死に誰かに宛てた弁明を早口?早思考?で長文を繰り出す。誰に宛てた訳でもないのに
そう向き合った少女を真顔で注視しながら要らぬ事を思い浮かべ、長い沈黙…
これはこの旅人の欠点の一つである。そしてついでに補足するがこの旅人、パルデアの『話しかけたらバトル』という鉄則を知らない。
ツーっと、少女はこの無駄な沈黙に何を思ったのか、額に脂汗を滲ませる。
確かに今日の天気は何処を見渡しても澄み渡る青空に、真上には太陽が燦々と輝き、熱く地を照らしている。だからといって暑いわけではない。涼風が吹いており、それこそ散歩日和と言えるくらいの体現した良い天気。
彼女の思考を汲み取ってみようか……? ▽
はい ▽
いいえ
少女
(まさかこんなところでアオイ達が戦った"あの伝説の旅人"さんと出会えるなんて……!)
(バトルを申し込もうと思ったけど、目を合わせた時に分かった。この人は強い……!)
…A、『バトルしませんか』って言わないとこの地方ではバトルが行われないんだ。それ即ち、逃げるなら今だぞ。
カチャ__
Aはボールを構える。いかにも嫌な雰囲気を醸し出しているのに、周りからは強者から感じられる威圧としかとられていない。
『対戦、宜しくお願いします。』
テーブルシティの大広間、伝説の旅人とチャンピオンランクの少女は対峙する___
伝説の旅人 の ??? が
しょうぶを しかけてきた! ▽
いくらスマホロトムがないからといって、情報収集は旅人の基本だぞ。旅人歴13年のAさん。
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メガサーナイト大好き - とても面白かったです!!私はとても好きな系統、ゲームの主人公やレッドさんが出てくれるのはとても嬉しいです。スグリ君ゼイユちゃんから先生呼びも良い!!伝説の旅人もかっこいい!!更新頑張ってください。応援しています。 (1月31日 8時) (レス) @page12 id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ござるぅ | 作成日時:2023年12月31日 0時