story*16 ページ19
翌朝、センター内にあるレストランでチラーミィを連れて朝食を取りにいくと、途中で書類を抱えたジョーイさんに出くわした。
「…おはようございます」
「あら、おはようございます。お早いですね」
「えぇ、帰る前に少しチラーミィを遊園地に連れて行こうと思いまして」
人が多いところに慣らせてあげたいので、と付け足すAに、ジョーイさんは納得したように微笑んだ。
「遊園地に行くのなら、観覧車にも乗って行かれるんですか？｣
「あぁ…はい、まぁ」
Aが曖昧な返事をすると、ジョーイさんは困ったような顔をし、
「あの観覧車は2人乗りですから、誰か他の人もお連れしたほうがいいですよ」
と忠告をした。
……まじですか。
まぁその時になんとかします、とAはジョーイさんに軽く返事をしてからその場を離れ、レストランで食事をとった。
食事を終えた後荷物を取りに行ってからチェックアウトし、Aとチラーミィはポケモンセンターを後にした。
＊＊＊
「ちらりぃぃ…………」
「…大丈夫か？」
遊園地に入ってから真っ先にAが乗ったのは、大きなジェットコースターだった。
とりわけ絶叫系が好きというわけではないが、真っ先に目に入ったのがジェットコースターだったからだ。
しかし、チラーミィは人生初のジェットコースターだったためか、具合を悪くしてしまった。
ジェットコースターに乗っているとき、Aの腕の中でひたすら暴れていた元気はどこへいったのか…。
Aは心配する半面、少し呆れていた。
今はとりあえずチラーミィにミックスオレをあげ、ベンチで休んでいる。
｢どうだ？気分の方は｣
チラーミィに聞くと、｢別に全然大丈夫だし！！｣みたいな強がりな返事が返ってきたため、Aはもう少しここで休もうと考えた。
チラーミィの隣に座ってぼーっとしていると、
「あ、あの…！少しいいですか？！」
「…ん、何？」
声をかけられた。
その時チラーミィはちらっと此方を見ただけで特に興味もなさそうに地面を見ていた。
改めて声をかけてきた人…赤のサンバイザーを被った少年の方を向く。
彼は少し恥ずかしそうにはにかむと、
「あの…観覧車、一緒に乗ってくれませんか？」
…観覧車のお誘いをしてきた。
.
主人公は甘党なのでいつも おいしい水じゃなくてミックスオレを買います。(余談)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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パクリ - 清々しいまでのパクリ (2019年8月15日 15時) (
レス) id: 0cafbb94f4 (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - noahさん» ありがとうございます(*´∇｀*) ほのぼの…なんていい響き//← はい！これからも頑張ります！(゜▽゜*) (2015年1月10日 9時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
noah - ほのぼのとした感じがとっても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: b22bbd559a (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - ＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶさん» ありがとうございます(*^^*) そういっていただけると嬉しいです。 まだまだ未熟な点もありますが、今後もよろしくお願いします！ (2015年1月1日 19時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶ - 主人公がかっこよくて読んでいてとても楽しいです// 続きが楽しみです！ 更新頑張ってください☆ (2015年1月1日 19時) (レス) id: 19bc86b6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのめーとる。 | 作成日時：2014年12月22日 23時
