きみの せいちょうが みたい ページ9
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「でもお前たちの……相手はしてやらない……」
そう言って走り去っていったけど、今まで話していたところまっすぐに……細かく言うと、214番道路へ続く道を走っていったんだよね。
「逃げ足だけは早い……けど、あんなに疲れていましたし、そろそろ捕まえられそうですね」
「うん。コウキくんはまだ大丈夫?」
「いつも走ってるんで大丈夫です!」
結構体力あるんだなぁ……私はちょっと疲れてきたけど。
でも、諦めるわけにはいかないから、気持ちで乗り切ってるのかもしれない。
「分かった、じゃあ行こう! 次こそは捕まえよう!」
私とコウキくんはギンガ団したっぱが走り去っていった方向へと走った……んだけど。
「いや、近いな……」
なんと、すぐそこに目的の人物たちはいた。
確かに結構疲れてたけれども……。
「なんと……まだ追いかけて来たのか」
「捕まえるまで追いかけるよ」
「ちっ、湖は目の前なのに……」
湖……リッシ湖のことか。
貴方たちの思惑通りになんてさせない!
「湖になんて行かせないよ」
あそこにはアグノムがいる。
あの子の住処を爆破なんてさせるものか!
「仕方ない……ポケモンでこてんんぱんに……」
そう言ってしたっぱたちはモンスターボールを構えた。
二人同時……なるほど、ダブルバトルか!
「コウキくん、ギンガハクタイビル以来のタッグバトルになるみたいだね」
「ボク、サポートに回りますよ!」
「いやいや、ここは頑張る後輩を応援する先輩をさせてよ。今のコウキくんがどこまで強くなったのか見てみたいし」
相手はギンガ団なのに、私はコウキくんの実力が見たいと思っている。
きっと彼のことだ、もうノモセジムは攻略済みな気がする。
「! 分かりました。ではAさん、サポートお願いします!」
「任された!」
「何を楽しそうに……!」
「ここで倒せばもうあいつらも追ってこないさ」
「ああ。悪いが負けてもらおう___いけ、グレッグル!」
「出てこい、スカンプー!」
私たちの会話にそう言ったしたっぱたちは、ボールを投げた。
ボールから飛び出したのは、彼らが名を言った通り、グレッグルとスカンプーだ。
「それなら……いけ、トゲチック!」
そう言ってコウキくんが繰り出したのは、第一印象が白いと感じた、小さなポケモンだった。
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恵野(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます! 不定期更新になってしまいますが、思い出した時にでもふらっと見に来ていただければと思います( . .)" (2月28日 20時) (レス) id: d5e2b48661 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (2月28日 13時) (レス) @page6 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ミーコさん» コメントありがとうございます! 他の地方の話はいつになったら出せるのやら…と、だいぶ先になると思いますが、お話の構想はどの地方も大方決まっています。かなり待たせてしまいますが、楽しみにして頂ければと思います…! (2月23日 21時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 続編ありがとうございます!いつ読んでも物語が面白くて飽きません!この物語がどのように進んで行くのか楽しみです。他の地方での物語も気になります!続きを楽しみにしながら待っています!頑張ってください! (2月20日 14時) (レス) @page2 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2024年2月18日 3時