できるはんいの やれることを ページ11
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「ぐああああっ、オレのグレッグルがぁ……」
コウキくんのトゲチックが繰り出した”つばめがえし”は、必ず技が命中する技だ。グレッグルはかくとうタイプを持っているためひこうタイプの攻撃に弱い。
あのトゲチック、結構鍛えられているんだなぁ。
普通に見る分にはかわいらしいポケモンなのに、バトルになるとあんなにかっこよくなるんだ。
「フヒ……、走って逃げなければ、もっと戦えたのに……」
1人のしたっぱがそう言ったけど、言い訳にしか聞こえない。だって実力はこっちのほうが上だったって堂々と言えるもん！
「もう、戦えない……それにへとへとだ……」
「しかたない、コレは幹部に渡そう……」
「せめて湖で使いたかった……」
「！ 待って、それは置いていって……！？」
疲れながらも逃げるギンガ団を追いかけようとした。……けど、コウキくんに止められてしまった。
「コウキくん、なんでっ」
「相手は爆弾を持ってるんです、そんな危険なものを置いて行かれて爆破されたら……！」
「！」
……私、周りのことを考えてなかった。
自分の考えばかりに夢中で、他のことに目を向けていなかった。
「このことをハンサムさんに伝えたら、きっと大丈夫です。だから、危ないところに行かないで……」
「！」
コウキくんの言葉に、ある言葉を思い出した。
＿＿＿ただし、無茶はしないこと。もうジムを4つ突破しているAなら、きみのポケモン達もきっと強いんだと思う。それでも、自ら危険な場所に飛び込む真似はしないように。いい？
……つい昨日、レッドに言われた言葉だ。
また私、約束を破ろうとした。それも1日も立たずに、だ。
「……ごめん、コウキくん」
「Aさんが必死になっている理由は分かっていないですけど、意味もなくそんなことをする人じゃないのを、ボクは分かってますから」
そう言って微笑んでくれたコウキくんの笑顔は、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまった気持ちを落ち着かせてくれた。
「ボクたちはこの目で見たことを伝えればいいんです。それ以上のことは大人の人に任せましょ」
「うん、そうだね。私が出しゃばっても、何か下手なことをやらかして迷惑かけるだけだろうし……。ちゃんとハンサムさんに伝えよう」
「はい！」
……この場にコウキくんがいなかったら、私は今自分で言ったことをやっていただろう。
だから、ありがとうね、コウキくん。
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恵野(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！ 不定期更新になってしまいますが、思い出した時にでもふらっと見に来ていただければと思います( . .)" (2月28日 20時) (
レス) id: d5e2b48661 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (2月28日 13時) (レス) @page6 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ミーコさん» コメントありがとうございます！ 他の地方の話はいつになったら出せるのやら…と、だいぶ先になると思いますが、お話の構想はどの地方も大方決まっています。かなり待たせてしまいますが、楽しみにして頂ければと思います…！ (2月23日 21時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 続編ありがとうございます！いつ読んでも物語が面白くて飽きません！この物語がどのように進んで行くのか楽しみです。他の地方での物語も気になります!続きを楽しみにしながら待っています！頑張ってください！ (2月20日 14時) (レス) @page2 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2024年2月18日 3時
