たにまのはつでんしょ ページ46
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ムックルをポケモンセンターに預け、ギンガ団の下っ端との戦闘の傷を治して貰った。
女の子にもうすぐお父さんに会えることを伝え、ソノオタウンを出た。
「ここが谷間の発電所です」
「いかにも発電所って感じの場所だね」
周りには沢山の風車が設置されていて、ここは風の発電所なんだろう。
そういえばカントー地方にも発電所があるけど、あそこ無人らしいんだよねぇ。あと、向こうは私の記憶が正しければ電気の発電所だったはず。
レッドがあそこに行って伝説のポケモンを見たって言ってたけど、一体どんなポケモンだったんだろ。
「……うん、やっぱりまだ中から鍵をかけられてます」
「よし、早速突入だね。コウキ君、準備はいい?」
「はい、もちろんです!」
コウキ君は発電所キーで鍵を開け、扉を開けた。
中に入るとすぐ目の前にギンガ団の下っ端が。
「何!? お前鍵を持ってるのかよ!? それでは鍵を閉めた意味がない。つまり、オレの負けじゃないかよ……」
この下っ端、コウキ君と面識があるようだ。
チラッと隣のコウキ君を見ると、すごくめんどくさそうな顔をしていた。
「はっ! 落ち込んでいる暇はないよ! 幹部様に連絡だよ!」
そう言って下っ端は発電所の奥へ走って行った。
どうやらここで戦闘にはならなかったようだ。構えていたボールを直し、コウキ君に向き直る。
「……幹部様って言ってましたね」
「恐らくここにいるギンガ団を纏めている元締めだと思う。幹部だって言ってたくらいだから、もしかしたら強いかも。会ったら気をつけて」
「はい!」
どちらにせよ、あの下っ端が私達の侵入を報告している。
隠れて進むのは時間の無駄だ。
「おい! これは遊びじゃない、立派な仕事なんだぜ!」
「発電所の電気エネルギー、それを集めるのが仕事だ!」
前方に2人の下っ端が出てきた。
ここで2人一緒に足止めするのは非効率だ。
「コウキ君、先に行って! 私達が相手する!」
「お願いします、Aさん!」
「1人でオレ達を相手するのか? いいぜ、叩きのめしてやる! いけ、ズバット!」
「仕事だ、ニャルマー!」
下っ端達が繰り出したのは、ズバットとニャルマーと呼ばれた見た事の無いポケモン。
図鑑を取りだして、ニャルマーについて簡単に確認する。
ノーマルタイプと毒、飛行タイプ……うん、私達でいける!
ボールを2つ取り出し、空へ投げた。
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いきのあった コンビネーション→←あまいミツを てにいれた!
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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時