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ぎんいろのはねを てにいれた! ページ3

「私の話を聞いてくれたお嬢さんにこれを」




そう言って老人は私の手を取って何かを乗せる。

自分の手の方に視線を向けると、




「綺麗…」




外灯の光に照らされている訳でもないのに、銀色に光輝いている羽根がそこにはあった。




「こんな綺麗なもの、いただけません…っ」

「いえいえ、私が持っていても何ですし、貰って下さい」




返そうと思ったが、老人は受け取ってくれず、頂くことに。




「この羽根は海の神様と呼ばれるポケモンの羽根と言われています」

「海の、神様…」

「貴方の旅にどうか連れて行って下され」




老人はそう言いながら立ち上がる。

「ポケモンセンターまで送りましょう」と言い、言葉に甘えてポケモンセンターまで送って貰うことに。









「ありがとうごさいました!」

「いえいえ。お嬢さんの旅が良いものでありますように」




そう言って老人は来た道を戻って行った。

わざわざ申し訳ない事をして貰ったな…。



ポケモンセンターに入り、チェックインした部屋に入る。

荷物を置いて、先程貰った羽根を見つめる。




「ポケモンの羽根…。このサイズだから、相当大きいポケモンなのかな…?」




あの人は様々な地方を旅した、と言っていた。

その中で見つけたものだろう。…と言うより、間違いなく貴重なものなんじゃ…。




「博士なら何か知ってるかな…?」




私は部屋を出て、テレビ電話が設置されている所へ向かう。

電源を入れて、博士に電話を掛けてみる。

…今考えたら、夜に電話掛けるのは不味かったかな…。

しかし、かけてしまったのは仕方ない。頭の中でそう思いながらコール音を聞きながら待つ。




「お、Aちゃんか!どうしたんじゃ、こんな時間に?」

「あ、博士。こんな時間にすみません…。聞いて欲しいことがあって」




暫くして電話が繋がる。

画面に映されたのは今や知らないと言う人の方が少ないであろう有名な人物である『オーキド博士』である。

私と幼馴染み二人にポケモンをプレゼントしてくれた人物でもある。

私のパートナーのフシギダネ…今はフシギバナまで進化したが、彼とはそこで出会い、今では頼れる私のエースである。




「とある方からポケモンの羽根を頂いて…。博士の知識をお借りしたいんです」

「なるほど。では、そのポケモンの羽根を見せてくれんかの?」

でんせつのポケモンと たびだちのかくご→←はじまり



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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時

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