終わりは絶望か否か。-ht ページ24
何もわからないまま進む時間ほど、自分に何もできることのない無意味な時間ほど辛いものはない。
何もできないから仕方ない。それはわかっているけども。だから何もしようとしないのは違うと思って。でも、俺らにA達の目的は絶対にわからない。「絶対」と言う言葉はないと聞くが、そうしたら断言する方法がなくなるのではないかとさらさら疑問に思う。
ht「ねぇ、マンちゃん。」
os「ん〜？」
ht「なんだ、案外平気そうじゃん。」
os「これからのこと？別に心配はしてへんよ。」
何も変わらないから、というオスマンのその当たり前だと言う意思が、あまりにも悠然で、少し驚いた。
ht「すご…。俺はちょっと怖いけどな。なにか、これっていう怖さはないんだけど。ずっと背中に悪寒がある。」
ht「このままでいいのかって。俺は多分ここで強がっても嘘の後悔を残すだけだと思うし素直に言う。俺はこのまま同じようにみんなで居るのは不可能だと思う。」
os「なんで、そう思うん？」
ht「根拠はないけど、繋ぎ止めていた糸が切れるみたい。俺らは何事もなかったかのようにそれぞれが思う普通を、探しに行くんじゃないかって。」
居場所がない俺が、新しい居場所を探して、みんながそれぞれ将来の夢を叶えて。ちょっとも望んでいない、モヤモヤとした現実だと思った。
os「そうやねぇ…きっと、ひとらんは好きな花とか、動物とかとたくさん触れ合っていて、俺は神様や困っている人を助けたりいろんな人と話をして。グルッペンなんかは総統みたいに足組んで座ってるかもしれんなぁ。」
ht「ありそう。」
zm「俺はめっちゃ強いやつになるで！！」
ht「ゾム？！！！」
突然現れたゾムに驚きつつ集まってきた全員が次々になりたいものを口走る。もう、青春の終わった俺らの未来の話を。
ut「げどちゃんはそうっぽいよなぁ…。俺とりあえず彼女48人くらい欲しいなぁ…」
rb「ぐうクズやん。俺は色々調べたいかな。機械とか、結構見たことないものも多いし。彼女欲しいし…」
em「私はたくさん知識をつけますよ。あと出会いも欲しいですね。」
kn「童帝達がなんか言っとるぞぉ！！！！アーッハッハッハッお前らマジでそう言うとこやぞ！！！行くならパーっと風◯行こうや！！」
syp「素人が何を。こんな人にはなりたくないっすね。」
ci「いやーみなさんさすがやねぇ…。俺はまだ探すことにします。」
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りと - んなっ…何でこんなすんばらしいモノが埋もれてたんやぁ！？もっと評価されるべきやろォ…！メリバかぁ…snは辛いやろうな……楽しそうな皆を見て案外ホッとしてるかもだけど。救われろ…！でもこれが美しい…！っていう複雑な気持ちを抱かせられましたね、うん(？) (2023年4月24日 22時) (
レス) @page32 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年10月8日 11時
