それは、奇跡である。-主 ページ3
『グルッペンっ！！！！』
gr「！！！A！！」
お互いに抱擁を交わす。本当に、結局依存しているんだな、とお互いに苦笑いする。
gr「さて、みんなは…？」
『多分もう戻ってる。選択するのは、私たち。』
gr「…何を、だ？」
『記憶をどうするのか。さっきのを見てわかった通り、記憶を取り戻す代わりに、私とグルッペンは、もう2度と元の世界に戻ることはできないし会うこともできない。』
gr「「記憶を取り戻す」を叶える代わりに大切な「仲間」を失うのか。」
どうしたい？
その問いは、お互いに簡単に答えを言い出せるようなものではなかった。
『私は…。グルッペン・フューラーの意志に従う。ただ…』
gr「……。」
『ただ、私は、たとえ何があろうと、グルちゃんと、みんなと、最高のこれからを作って行きたい。最高の国を、建てたい。グルちゃんの夢を、今度はみんなで、叶えよう。こんな都合のいい魔法なんて捨てて。』
gr「見たのか…まぁ、俺も見てるしな。都合のいい魔法なんてないし、お前はそれができるだろ？」
『そうやね。』
gr「例えその都合のいい魔法でも、使い方を変えればとてつもなく強固なものになりうる。」
gr「お前のそれは、決して都合がいいわけではない。お前に最大の壁を与えてくるとてつもなく凄まじい敵でもある。お前にはそれがあるから強い魔法ではない実力を得たのだ。誇れ。」
____そして俺は、記憶を取り戻すことを諦める。
みんなで、もう一度一からはじめようか。
gr「お前が言ったんだろ？奇跡は自分で作るものだと。」
『一緒に作り上げようってか？笑えるわ、当たり前やろ今更言わんくてもわかるからええで。』
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りと - んなっ…何でこんなすんばらしいモノが埋もれてたんやぁ！？もっと評価されるべきやろォ…！メリバかぁ…snは辛いやろうな……楽しそうな皆を見て案外ホッとしてるかもだけど。救われろ…！でもこれが美しい…！っていう複雑な気持ちを抱かせられましたね、うん(？) (2023年4月24日 22時) (
レス) @page32 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年10月8日 11時
