色褪せた記憶と全て忘れて。-gr ページ17
よく、覚えていた。まるで昔に戻ったように、童心に帰ったように足が進んでゆく。嗚呼、あの時俺は、この屋敷に救われたんだと。唯一、子どもらしく生きれたこの場所が、居場所だと幼いながらに感じた、一例の家族だと。
まっすぐいって、端まで行くと、大きな模様入りの柱が倒れているからその下をくぐる。こんなに小さな穴だったか。
ut「…グルちゃん？」
またまっすぐいって、奥にやけに綺麗なランタンがあるから、それに火を灯す。
em「グルッペンさん…？」
すると戻って左の部屋の本棚の下から三段目、右端の本が飛び出ているからそれを取って2階の手前の部屋の本棚、左側の一番下に。
『……。』
そしたらランタンのあったところまで戻るとランタンの火が消えている。代わりに隣の壁がなくなり通路になっている。進んでいくと小さな、屋敷に似合わない小綺麗な部屋に着く。
色褪せ、薄れてはいるが、確かに壁には、見たことのある、手が覚えているような絵が描かれていた。
gr「あった…。俺の夢。」
覚えていた手順。忘れていなかった夢。
ht「たしかに…この状態の屋敷じゃないとわからなかったかもね。」
『…オートキープ…？』
os「こんなところがあったんか…！」
kn「え、何描いたん？これ？」
ぱっとみ、乱雑にクレヨンで線を描いたような、そんなふうに見えるかもしれない。
gr「さぁな。」
まぁ、強いて言うなら、
gr「俺の、望んだ未来だ。」
盾と矛と真の剣-主→←バイバイ、もう2度と見れない夢よ。-主
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りと - んなっ…何でこんなすんばらしいモノが埋もれてたんやぁ！？もっと評価されるべきやろォ…！メリバかぁ…snは辛いやろうな……楽しそうな皆を見て案外ホッとしてるかもだけど。救われろ…！でもこれが美しい…！っていう複雑な気持ちを抱かせられましたね、うん(？) (2023年4月24日 22時) (
レス) @page32 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年10月8日 11時
