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『あ〜、宮田さん！』
「あ、ムラタさん、どーもです」
『ちゃいますから、花村想太！』
営業部に用があって顔を出せば。
ムラタさん…じゃなくて花村さんと鉢合わせした。
『どしたんですか…、あ、大輝くん？』
何故かニヤッと笑った花村さんが、
そんなふうに言って視線を別の方向に向ける。
大輝はパソコンに向かっていて、
というより睨んでいて。
「大輝に用はないけど今話しかけたら殺されそう」
『さっき話しかけたら睨まれましたわ…』
「お疲れ様です…笑 あ、これ部署回覧お願いします」
『了解っす！』
書類も花村さんに渡したし、大輝に睨まれる前に私も帰ろ。
『里紗』
「…めん、何？」
『工藤大輝です、想太みたいな扱いすんなよ、
別に用はこっちも無いけど、お疲れ』
パソコンから一切目を離さず。
そんな風にひと言つぶやいてキーボードを叩く。
「大輝って頭の後ろに目付いてんのかな」
『ちょ(笑)やめてくださいよ面白すぎますって(笑)』
花村さんとゲラゲラ笑っていたら、
大輝がこっちを睨んでくる。
「ひー怖い、帰ろ」
『宮田さんお疲れ様です〜！』
ぶんぶんと手を振ってくれる花村さんの後ろで、
大輝がこっちを見て笑っていた顔が見えた。
…何だか顔が熱い。ような気もする。
「…まあ気のせいか。」
今日は早く帰ろ。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
