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はやちゃんと会うのはいつぶり、だとか
言われないと分かんないくらいかっこよくなってたとことか
話したいことは色々とあるけれど。
「私、鍵掛け忘れてた?」
『ううん、合鍵だよ?』
しれっとそんなことを言ったはやちゃんは、
そんなふうに言って鍵を私の目の前に差し出した。
見覚えのあるキーホルダー。
ああ、私のお母さんに渡したやつじゃん…。
『久しぶり。』
「はやちゃん、おっきくなったね〜…」
『何それ喧嘩売ってる?笑』
「いや、身長的な意味ではなく、」
『ほら、やっぱ喧嘩売ってる!』
そんなふうに言ってソファーにまた倒れ込んだはやちゃんが、
目線だけこっちに送る。
「はやちゃん、かっこよくなったね」
『うん、それが正解』
ふふ、なんて笑った顔に、
はやちゃんの面影を感じる。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして!そう言っていただけて嬉しいです!励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2017年9月24日 0時