見える ページ29
何故か前話で千空くんを怒らせて(?)しまったAです。いやほんと何故?今一応科学チームは万能薬サルファ剤に向けてガラスを手に入れようという事なのだが・・・。
「ククク。ついでにだな、ガラスさえありゃ___その邪魔くせえかぶりもん外して、名探偵スイカ様の謎の素顔! 拝めっかもしんねえぞ?」
そう言うとスイカちゃんのスイカをスポンと取った千空くん。
「あ!!!」
「待て千空。スイカは顔を見られたくはないと・・・」
「よく見やがれ。顔にキズとかでも超絶ブサイクでもねえよ。その2つだろうと隠す必要もねぇがな」
「千空くん・・・。つまり顔で人は選ばないってこと? それとも興味ない?」
「・・・」
「えぇ・・・」
とまぁこのように何故か私だけ無視されるのだ。おかしい。何か千空くんの地雷になりそうなことは言ったつもりも、したつもりもないのに・・・。というか彼に地雷とかあるのか・・・?
スイカちゃんはボヤボヤ病___もとい近眼で、スイカマスクを外した時にしかめっ面をするのが恥ずかしくて顔を見られたくなかったらしい・・・。
そしてガラスの原料、珪砂を手に入れるため、クロムくんが子供の頃透明な石・・・水晶を手に入れた場所___露頭に足を運んだ。
「で、この辺の砂を集めればいいのかな?」
「・・・」
クロムくん達は細かい指示を聞く前に既にもう採り始めている。
「ヤベー白い粒がボロボロはがせんぞ」
「楽しいんだよこれ・・・!」
「なるたけ透明な粒集めまくって、すり潰して細けえ砂にする」
「ねぇなんでさっきから無視するの・・・?」
「・・・ハ!そうか千空。君は・・・」
コハクちゃんが何かブツブツと言っている。あまりにも小声過ぎて流石に聞こえなかったが。
そうこうしてるうちに採集が終わり、他の材料を混ぜドロドロに熱し、型に流し込んで冷やし、取り外して研磨すると・・・スイカマスクの目にぴったりなクリスタルガラスが出来上がった。
「あれ、千空くん何してんの?」
「・・・別に」
「あ、やっと返事した」
千空くんを見るとまだごそごそと何かやっている。因みにスイカちゃんの初眼鏡感動シーンは金狼くんと銀狼くんに稽古をつけるため見れませんでした。サブタイ詐欺?実際スイカちゃんは見えてるから詐欺じゃないよ♪
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宝石屋 - 咲夜さん» コメントありがとうございます!もう少ししたら環境が安定しそうなので再更新まで暫くお待ちください(*’▽'*) (2022年4月6日 9時) (レス) @page38 id: 89662b225e (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 素敵な作品でした!更新楽しみにしております(*^^*) (2022年4月4日 20時) (レス) @page38 id: 9fffeb9d0d (このIDを非表示/違反報告)
宝石屋 - 五月雨のさみさん» コメントありがとうございます!とても励みになります・・・!更新まで暫くお待ちください(*´▽`*) (2022年4月3日 21時) (レス) @page38 id: a5eac6b5c5 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨のさみ(プロフ) - ヾ(>y<;)ノうわぁぁ とても素敵な作品でした!続きをお待ちしてます(*´ᵕ`*) (2022年2月6日 19時) (レス) id: 1f0811c286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宝石屋 | 作成日時:2021年9月29日 14時