【ヒプマイ】唐突さが大事

24 ページ31

『そろそろマジで離してもらっていいですか物騒なヤクザさん略してヤクブツ』

「首の骨折ってほしいか」
『すみません調子に乗りました』




実を言うと私は煙草の匂いが好きではない。
理由はまあ話せば長くなるので割愛するが
とにかく煙草の匂いに包まれるのを
早急に終わらせたい。





『要は私が他のディビジョンの人と仲良くして寂しかったんですね？はいはいバブバブ、いい子でちゅねー』

「銃兎、コイツの遺体しっかり隠蔽しろよ」

「任せろ」

『多分私が知ってる人間で一番悪い大人ですよ貴方達』




ヤクザと警官が手組んだら最強だなって思いました。




「すまない。小官達の元から鳴神が離れていくのではないかと心配になって、つい大人げないことをしてしまった。小官は鳴神を離したくないのだ」

『軍隊には人を口説く訓練とかあるんですか？』

「？小官はそんな訓練を受けた覚えはないが」
『素ですか。好きです』




世の中の女性が全員落ちそうなほど
どストレートに嬉しい言葉をくれる軍人さん

これで顔が最高に良いんだから
文句のつけ所がない。国宝に認定する。





「好きなのは理鶯だけですか？」

『警官さんのことアウトオブ眼中なのでさようなら』

「そんなに殴られたいのなら早く言ってくださいよ」
『すみません調子に乗りました』

25→←23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す