日向翔陽の妹は

#35 ページ38

その日の夜ー

第三体育館の前を通ると黒尾先輩と木兎先輩と及川先輩に捕まった

「なぁーなんでA捕まえたの？」

おい、黒尾絶対

知らなくて捕まえたの？

「へいへいへーい！お前知らないのか！？黒蝶の日向」

「はっ！？あれA！？」

『その人誰ですか？知りません』

てか国見くんも捕まってるのね笑

めっちゃ逃げようとするじゃん笑

「嘘だね！及川さんは１回プレーも見たもんね！」

『ウザイです。』

「ひどっ！」

「で、結局Aなのか？」

『そうですよ、見たら分かりません？てかそろそろ離してください』

及川先輩て、離せや

逃げないし

「あ、ごめんね☆」

うんウザイです♪

『及川先輩はウザイけどいいですよ。私も聞きたいことあったので。夢谷希愛ってどうですか、音駒で』

「あ〜あいつ？仕事もしないしぶりっ子でウザイ。正直邪魔なんだよなぁ」

どんまい黒尾先輩…

『ですよねー』

「夢谷って人と知り合いなの？A」

国見くんに聞かれていやいや頷く

『本当に嫌ですけどそうなんですよ。見ていたら吐き気がします』

「及川さんのAちゃんの口が悪い！？」

『いつ及川先輩のになったんですか？では失礼しまーす』

私は食堂に向かって全速力で走った

練習付き合えって聞こえたけど無視無視

夢谷と私以外みんないるじゃん

『すみません、遅れました』

「いいよいいよー木兎に捕まってたんでしょ？それにまだ来てない人もいるしね〜」

「すみませぇーん遅れましたぁ♡♡」

私は夢谷が来た瞬間念の為ボイスレコーダーのスイッチを押した

「夢谷さん次からはもう少し早く来てね」

「…誰に向かって言ってるのぉ〜？このブスが」

うわ、いきなり本性出してきたよ

「言っとくけど仕事する気ないからね？私は男目的だから♡♡だけど作ったドリンクとからぜーんぶ希愛が運ぶからね！希愛に逆らったらどうなるか分かるよね？希愛のパパは夢谷株式会社の社長だよ？そこのえーっと清水？潔子？あんた生意気だからぁ可愛がってあげるね」

それだけ言うと夢谷希愛は出ていった

我慢…我慢…

「本当にあの子なんなの！？」

「潔子ちゃん何かあったら言ってね？」

『仁花ちゃんもね？』

「しゃ、シャチ！」

「みんな…ありがとう」









マイエンジェル達をこんな目に合わせて…





絶対に許さない









夢谷希愛

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