日向翔陽の妹は

#33 ページ36

ようやくついた合宿所

「なぁ、なぁ、なぁ！スカイツリーどこ？」

「え、スカイツリー？」

翔陽やめなよ…研磨戸惑ってるじゃん

「あっ、あれってもしかして東京タワー！？」

指指した先には…

「あれは普通の鉄塔だね…」

だよね

てか翔陽ほんと恥晒すな！？

『翔陽…ちょっと黙ってましょうか？』

「ァ、ﾊｲｯｽ…」

「なんなの？宮城に鉄塔ないの？あの会話デジャブなんだけど…」

「東京にある鉄塔はだいたい東京タワーに見えるんだよ。地方人には」

トサカ先輩が少し笑いながらそういうと澤村先輩がそう言い返す


待ってここって埼玉じゃ…？

「おい、それ暴言。あとここ、埼玉だから」

と菅原先輩

さっすがぁ！

てか今回どこの高校がいるの？

『あのトサカさん。今回高校ってどこが来るんですか？』

「トサカって！？Aは酷いなぁ〜今回は前回の高校プラス宮城の青葉城西ってとこ」


青葉城西…

はぁ！？

『帰ります』

「は！？なんで！？」

「あっ♪Aちゃぁぁぁあん！」

『あれのせいです』

そう、及川徹

「クソ川ぁ！！！日向妹に手ぇ出すな！！！」

え、岩泉？先輩かっこよ…







「前回と違う高校出やるんだな」

「夏合宿はいつも、森然でやるんだ。涼しいんだ、ここ。虫が多いけど」

研磨は翔陽の質問に答えながら腕に止まった蚊をペシッと叩く

「日向〜〜！！」

大きな声が聞こえてきてリエーフが走ってくる

「身長伸びたか〜？」


…なんて失礼なやつだ

「リエーフうるさい」

「第一声から失礼だな！たった2週間で伸びるか！」

研磨がつぶやき翔陽が言う

「俺は2ミリ伸びたぞ」

はぁ！？まだ伸びんの！？

チートやん←君もね

その時…

「研磨せんぱぁい！リエーフくぅん！」

この声ってもしかして…

「あっれぇ？Aちゃんじゃないのぉ！久しぶりぃ！」



夢谷希愛だ


私は聞こえないふりをしてスタスタと歩く


「ねぇ〜Aちゃんってばぁ♡♡」


異様な光景に周りの人達がすごい見てくる


2人きりになったら嫌だからなるべく人の多いところに向かってたんだ


「ねぇ〜Aちゃんっ！」

『久しぶりですね、夢谷さん』

「もぉ〜夢谷さんって他人行儀な呼び方やめてよォ〜♡♡」

(/´Д`)/Help me!!

ほらみんな顔ひきつってるじゃん

「おい、夢谷。他の学校に迷惑かけるんじゃねぇぞ」

トサカナイス！

初ナイス！


「はぁ〜い黒尾先輩っ♡」



絶対あいつは何か仕掛けてくる


どう対処しようかな…

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