日向翔陽の妹は

#24 ページ26

夢主side
よく寝た…

教室に戻ると谷地さんと翔陽と影山くんの姿が

そっか、私谷地さんと同じクラスだ…←今頃！？

「また勉強教えてくれる？」

「うん。教えると自分も覚えるしね」

『翔陽』

「あ！A！どこいってたんだよ！数学教えてもらおうと思ったのに！」

『屋上。寝てた』

「まぁ、英語谷地さんに教えてもらえたからいいけどな」

「あのぉ〜おふたりのご関係は…？」

谷地さん絶対これ恋人とか思ってる

『兄妹。翔陽が世話かけました』

頭を下げると両手をブンブンとふる谷地さん

「いっいえっ！大丈夫でございます！日向さん！」

『Aでいいよ。翔陽と区別つかないから』

「ひっ、殺されるっ！」

…え？殺されるの？

『私も仁花ちゃんって呼ぶから』

「わ、分かりましたでございます！」

日本語やばいよ…？



放課後になって部活が始まる

「今日は見学だね。緊張しなくてもいいからね」

「しゃっち！」

え、なんつった？

「(しゃっち…？)」

「あ、でも流れ球には気をつけてね」

潔子先輩がそう言うと仁花ちゃんはキョロキョロし始める

「(まさか！？暗殺…)」

そんな不審な対応に後ろからコーチが声をかける

「君、大丈夫？」

「昨日、おっかない人！暗殺される…！」

『コーチ何したんですか？』

「え！？何も…あ、あの、一応俺コーチなんだが…」

「(なんてこった！？また人を見た目で判断してしまった！)」

「すみませんでしたァ！！！」

土下座する仁花ちゃん

忙しい子だな笑




チーム内で練習試合をするのを見学する

仁花ちゃん！？

仁花ちゃんの目の前にボールが向かってくる

トン…

あ、、、

体が勝手に…

ボールはセッターの位置に

「やっぱりすげーなっ！」

「下手したら俺より上手いぞ…」

『大丈夫？』

「あっはい！大丈夫です！体育じゃないバレー、こんな近くで見るのはじめてでして…。すごい迫力です」

ん？

何故感想！？

その感想に対して潔子先輩は

「うちは攻撃力なら県内トップクラスだからね」

『そうですね。』

「潔子さんとAがしゃべってるー潔子さんが笑ってる〜」

「あれが女子トークってやつなのか〜」

おい、お前らな笑

「ふわふわしてんじゃねぇぞー！」

わー怒られてるー

「烏野はね、昔は全国大会行けるくらい強かったの」

「全国！？」

『でもここ数年は落ちた強豪、飛べない烏なんて呼ばれてきた』

「今度こそ行くんだ、全国の舞台」

「凄い…。凄いなー私と違うなぁ…」

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