〇 soraci ページ25
そこから、えいちゃんがAさんにどんどん惚れていく様子は、もちろん、見ているこっちも面白かった。
こんなに長い間一緒に居るのに、どんなえいちゃんも、一つ一つが初めて見るえいちゃんだった。
パオパオチャンネルとAさんがコラボしている動画を見て嫉妬して、その日のうちにAさんをうちに連れてきた時は本当に驚いた。
Aさんを見る愛おしそうな目なんか、もっと驚いた。トローンとしていて、えいちゃんあんな目するの？って感じ。
普段の何気ない会話の中でも、Aさんに対する優しさが滲み出ていて、あのみっくんですら、「ねえ、えいちゃんってAさんのこと好きだよね？」なんてニヤニヤしながら言う始末だった。
＿＿＿＿そして、コラボした日の翌日、
「Aさん送ってくるわ」
いつになくニヤついたえいちゃんにそう言われた。
Aさんも少しあたふたしている様子で、あ〜2人で出かけるんだ〜分かりやす〜なんて思いながら、「行ってらっしゃい」と送り出した。
ドアがしまった瞬間に、りっくんが口を開く。
「いや俺、Aさんに彼氏できたら泣くよ？リアコだから」
「大丈夫！Aさんがえいちゃん好きかまだ分からないよ！」
本気で好きなりっくんと、自分に言い聞かせるように言ったみっくんが面白くて、そんな会話に少し笑った。
「Aさん、思ったよりのほほんとしてて感情わかりにくいけど、実はえいちゃんのこと大好きだったりして」
「それはそれでめっちゃ可愛いけどえいちゃんずるすぎる」
りっくんの考察に頭を抱えるみっくんがこれまた面白くて、今度はそんな会話に声を上げて笑った。
その日の夜、21:00を回った時計に、まだ帰ってこないのかあと思っていたところ、えいちゃんからLINEが来た。
エイジごめん。今日帰んないね
そんなシンプルな内容だったけど、今のえいちゃんの表情やら状況やらが全て把握出来る内容に、ニヤついてしまった。
「みっくんりっくん、えいちゃんからLINEきたよ」
俺が言うと、慌ててケータイを見る二人、そして大きく肩を下ろした。
「俺がAさんに一番に声かけてれば！！！」
「俺と付き合えた！！！」
そんなことを言いながらバタバタする二人を差し置いて、三人分の食事を用意する。
「俺Aさんの下着の色知りたい」
「おっ〇いの大きさだろ」
「お前ら一旦死んだ方がいいよ」
……なんだかんだ応援してんだなって思った。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
