wrwrd国武器庫の花嫁 (ページ9)

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(shpEND１)　　　　　　紫ページ9

shpside-

Aさんを迎えに行って欲しいとひとらんさんから連絡がきた。

どうしてワイなんやろ・・・皆、恋敵のハズなのにワイと二人っきりにしても良いのか。

shp「まぁ、行ってみんと分からんな。」

そう思い、森へバイクで向かった。

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youside-

私と兄さんを捕まえにきたひとらんにお願いをした、

「ショッピさんと２人で話させてくれませんか？」

そう言うとひとらんは驚いた顔をしたけど了承してくれた。

ブロロロっ

バイクのエンジン音がする。ショッピさんだ。

shp「あ、お待たせしました。」

私は彼に謝りたかったのだ。

「ごめんなさい！花火楽しみにしてたのに私のせいで！」

花火は時間になっても上がらなかった。

私が逃げてパーティーが中止になってしまったからだ。

shp「いいですよ、そんなん。」

「でも、デザイン考えてる時に凄い楽しそうだったから。」

そう言うと彼は少し考えて・・・・

shp「じゃあ、これからあげましょ？花火。手伝ってくださいね。」

彼はバイクにまたがると私に後ろに乗れと目線を送ってくる。

私が乗ると、

shp「ちゃんと捕まっててくださいね」

そう言いバイクが走り出した。

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城高見塔ー

塔を登ると箱いっぱいの花火の球があった。

shp「時間ないんで、紫のだけあげますね。」

「うん。」

彼と色が気に入ってたくさん作ってしまった紫の花火。

shp「準備出来ました。火つけてください。」

そう言われ花火の線に火をつける。

どんっ！！！

大きな音をたてて花火が空に咲く。

「うわぁぁ」

shp「どんどんやりますよ。」

「ん！」

花火を一気にたくさん打ち上げた。

どんっ！！どどどんっ！！！どんっ！！

「綺麗」

花火、しかも全部綺麗な紫。

shp「Aさん、こっち向いて。」

「え？」

すると

ちゅっ

彼からのキスー。

shp「好きです。ワイと結婚前提で付き合ってもらえませんか？」

紫色の光に照らされた彼はとても綺麗だった。

「はい。」

shp「もう少しここにいましょうか。」

「うん」

２人で塔のふちに座る。

綺麗な花火を見つめて。

今までもこれからも私の一番近くにいるのは

ショッピ、貴方です。