困惑する参加者 ページ7
『(え？...は？え？...殺す？殺すって言ったよね！？この狼の人形！！)』
「殺せ...だと？」
「おいおい。いい加減にしろよ...。」
ウルフは続ける。
「そして、狼が羊を殺した１２時間後に狼裁判を開く。
そこではお前らに誰が狼なのかを推理してもらう。そして、誰か１人を選んで処刑しろ。」
『(わざと１人殺させて、殺した相手を処刑？
何それ...殺されてしまった羊がかわいそうじゃない！)』
「無事、狼を処刑する事ができたら羊側の勝利。
この建物から出る扉が開く。つまり、狼になった者は生き残るために、バレないように羊を殺す。羊側は、狼を見抜いて脱出の扉を開く。」
『(それって...どちらかの犠牲が必要って言いたいの！？)』
「オマエたちは、お互いの命をかけて脱出を目指すんだ。」
するとヒョウ柄の服を着た女性が。
「も、もし...狼が羊を殺さなかったらどうなるの？」
『(なるほど！その手があったか！！)』
私の賛成意見にウルフはすぐさま返答。
「その場合は命令違反として、狼は無条件に処刑される。」
「そ、そんな...。」
『(最悪の状況だ...絶対に殺すか、殺されるかしか、選択肢がないなんて...)』
切羽詰まった、この状況に息が詰まりそうだった。帰りたいと思うようになった。
「これで全ての説明が終了だ」
そう言うと、メリーとウルフという人形は
いなくなってしまった。
『えっ！ちょっと！！居なくなるの早すぎ！！』
私はメリーに話を聞こうとしていたのに、居なくなってしまった。
「ね、ねぇ水無瀬さん？」
私は周りの気配に気付き、私は
取り繕った笑顔で答える。
『どうしたの？』
「メリー達に聞きたいことあったん？」
『あーうん...、でも後でいいや』
「そっか...,」
私を怖がり、その場の誰もが怯えていた。
正直、今の私が何を言っても通じなそうだった。.....
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ご指摘ありがとうございます!分かる範囲で修正させていただきました、これからもこの作品を楽しんでいただけると幸いです^ ^ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - あ、最初のほうだけですけど、、、 (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ただ、、、ほとんど名前が梓だったのですが、、、主人公の名前、あってますか？ (2019年9月17日 16時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - 葵さん» 楽しみにしていただき、光栄です(*´ω｀*)更新頑張ってキープしますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます(*´ω｀*)ご期待に添えるよう頑張っていきたいと思いますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フォルティス | 作成日時：2018年5月22日 18時
