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1. 少年�� ページ10
〜応接室〜
A「……？」
中央のソファに座る少年、その側で立つガタイの良い男、そして入口のちょっと先に立つA。
少年「草壁、彼女に履くものを」
草壁「どうぞ」
Aは礼を言って、床に並べられた上履きに足を入れてみた。サイズはぴったりだ。
そして促されるまま、少年の向かいのソファに座る。
草壁「こちらもお召し上がりください」
テーブルにいちご大福が置かれた。
A「！ いただきますっ」
一口かじって幸せそうな顔をする。
少年「僕は雲雀恭弥 ここの風紀委員長だ」
Aはうんうんと頷いた。
少年あらため雲雀「それで君は――"これ"に詳しいのかな」
巾着から、例の匣と指輪を手のひらに出した。
A「……！」
Aは匣と雲雀をじっと見つめた後、
たくさん粉をつけた顔で満面の笑みを見せた。
続く
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作者名：波紋セラーノ | 作成日時：2022年1月31日 23時
