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歓迎会 - 11 ページ43

ディ「あー、司会がいなくなっちまったけど…

エントリーナンバー7はオレでいーか?」


咳払いをしてディーノが立ち上がる

Aが「もちろん!」と言うと彼は前に出た。


「なにするの?」


ディ「見ろ」


ダーツボードを壁にかけ、片手に持った矢を光らせた。


ツナ「ディーノさんダーツできるんだ、カッコイイなあ…



……ひっ!?」


ぴゅんっと音がするほど鋭い矢が頬を掠める。

構えた途端に消えた矢を探すディーノは、ツナと目が合って苦笑いした。


ディ「わりー、手がすべっちまった」


ツナ(! 今日部下の人いないんだったー!)


しかし自覚のないディーノを止められず、その後も投げられたダーツは例外なくツナに向かってきた。


ツナ「ひぃぃー!

(……あれ? でもさっきは確か…)」


必死に避けるうちに、ツナの中に違和感が生まれる。

ランボの手榴弾を退けたときは、鞭を正しく扱えていたのに……。


「もう、ディーノ兄! 綱吉さんが死んじゃうよ」


見かねたAがディーノに歩み寄り、投げることを止めるように促した。


ツナ「Aちゃん! 近づいちゃダメだ!

(何言ってんだオレー!?)」


気づいたら叫んでいた。

ツナの直感が危険を感じ取ったのだ。


「え?」


だが、遅かった。


ドスッ

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作者名:波紋セラーノ | 作成日時:2020年4月26日 16時

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