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トム｢よくやった。A。顔を上げてこっちにおいで｣
未だ妖艶な笑みを向けるトムの元に近づくと、グイッと手が引かれる
トム｢君が取り込んだその魔力、少し貰うよ｣
そう言うと、私の首元に爪を突き立てた
流れ出る血液をジュッと吸うと、満足そうに笑う
私は貧血でフラフラして、トムの方にもたれかかってしまう
A｢申し訳ございません我が君...今どきます｣
トム｢気にするな。僕は今気分が良いんだ。魔力が強まった事で、君が元の場所に戻っても時間のズレは大差ないはずだよ｣
それはありがたい
そう思いながらトムから離れようとする
A｢あの…我が君...手が｣
腰に添えられたトムの手が、私を離さんとばかりに力を込める
トム｢君はとても美しい。僕の傍に、闇の帝王の横にいるに相応しい｣
突然言われた事に、目が点になる
A｢ぁ...あの、我が君...仰っている意味が...｣
トム｢僕が完全に力を取り戻した時、君を闇の女帝として迎えよう｣
容姿端麗、トム・リドルにそんな事を言われるなんて...
つまりは...そう言うことだよね？
とは言え、私が人生で愛するのはセブルス教授のみ
誰に何を言われようが、その人がどんなに顔や性格が良かろうがなびかない
それにこいつは名前を言ってはいけない、ヴォルデモートだ
しかしここで拒絶してしまえば、死喰い人に潜入した意味が無くなる
全て無駄になり、教授を助ける計算が狂う
A｢光栄です...とても、嬉しく思います｣
意を決して言うと、私もトムの頬に手を添える
トムは満更でもない表情でにやりと笑うと、杖を一振りする
すると目の前の景色は自室になっており、帰されたのだと理解した
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キイ(プロフ) - ななななさん» コメントありがとうございます！どんどん更新していきますのでよかったら最後までお付き合いください︎^_^ (4月6日 7時) (
レス) id: 8d47f131bf (このIDを非表示/違反報告)
なななな - たくさんお話が出されてて思わず一気読みしてしまいした…‼︎とっても面白いですね！これからも頑張ってください！ (4月6日 0時) (レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイ x他1人 | 作成日時：2024年4月5日 21時
