【JOJO】スケコマシーザーと使用人メイドのラブストーリー【シーザー】 (ページ6)

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前方から歩いてくる男たち。

その男たちの一人に、マルクはぶつかってしまう。

「やつらはッ！我々を気に止めていないッ！肩でぶつかり、その身を裂いたドイツ青年に対する彼らの気持ちは！人間が蟻をふんでも気づかないのと同じだ！」

カーズ

エシディシ

ワムウ

柱の男たちはこちらに気にもせず、話し続ける。

この世界のどこかにあるエイジャの赤石を探しに行こうと。

一方、柱の男にぶつかり、体の半身を亡くしたマルク。

「シィィザァァァッ！！殺してくれッ！は…はやくぼくを殺してくれッ！」

「マルク！」

「だ…だんだん痛みを感じてきた…お…お、恐ろしい……麻痺しているところに、しだいに痛みが…は…はやく僕を殺して欲しい…シーザー」

「マルク……」

「あ…ありがとうシーザー…は…波紋で心臓を…」

シーザーは静かにマルクの体の中に波紋を流した。

地面に落ちたマルクのロケット。

「マルクは…ただの若者だった……。普通の人々と同じに…家族を愛し、恋人を愛し、国を愛し、死後に一生懸命のただの青年だった」

「ただの若者だったッ！」

「ジョジョォォォォ！おまえはひっこんでろォーーーー！！おれがカタをつける！！カタをつけなきゃあああーーーッ、気がすまないッ！！」

シーザーはマルクのロケットから、マルクの彼女の写真を取り出し、口に咥えた。

「シーザー！」

「くらえ！必殺ゥ～～～シャボン、ランチャー！！」

「ぬう！こ…これは、まさか！『波紋』かっ！」

「やった…オレの波紋はサンタナの体表しか流れなかったが…いまいましいが、シーザーの波紋はやつに効いたッ！皮膚を溶かしたぞッ！！」

「きさまはシャボンにかこまれた！続く連弾をくらえい！」

シーザーが放ったシャボンランチャーは、柱の男の一人であるワムウを囲った。

しかし

「なッ！」

「ワムウとかいうやつの頭のかざりから、ムチのような妙なワイヤーが出てきた！」

「や…やぶられた！シャボンランチャーがッ！ひとつさわって、危険な波紋と見抜き、あとのシャボンはまさに超人の反射動作で叩き落としたッ！」

「こいつ、『波紋』のことを知っている。あのワイヤーは、おれの波紋を完全に弾きとばしやがった！」

「生き残っておったかッ！波紋の一族がッ！」