【JOJO】スケコマシーザーと使用人メイドのラブストーリー【シーザー】 (ページ4)

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ソッ……

と静かにAがティーカップをスピードワゴンの前に置く。

「どうぞ、スピードワゴンさん」

「ありがとう。いただくよ」

ジョジョやシーザーの前にも、ティーカップをそれぞれ置く。

トリトーネの泉から、ホテルに戻ってきた一行。

ホテルの部屋でシーザーとジョジョはポーカーを始めたのだが…

「おいジョジョ……なんだ？これは。ちゃんとくばらんか」

「あらあらあら～～イカァァーん、バレちゃったァーッ」

「こんなズル賢い手を使わなきゃあ、このおれに勝てんがなあ～～」

「じゃあーーー、てめえの靴にくっついている鏡で何を見てんだあ？こらぁ～～！！」

ジョジョの袖口からはイカサマ用のくすねたカードが

シーザーの靴には、相手の手札を見る用の小さな鏡が

それぞれ仕込まれていた。

「うるさいやるか！イナカモン！」

「なんだとォーーーこのイモーッ！」

「シーザーくん！君はいったい、こんな所で昼過ぎから8時間も何を待っているのだね？」

「その通りだぜィ。ナチ公のシュトロハイムはイタリアでおめーに会えと言った。おめーはイッテー何を知っているのだ？」

「何を待っているだって？あれを待っていたのさ！」

8時間。

ずっとホテルの部屋でシーザーたちが待っていたのには理由がある。

部屋の時計は午後10時を過ぎた。

すると、外から車の音が。

シーザーはちらりと窓の外を見た。

車にはナチスのマークが。

車の運転手は窓を開け、手でOKの合図をシーザーに送った。

「ナチスのOKが出たようだ。『柱の男』はナチスが警備している！そこへ彼が案内してくれるのだ！」

「ヌあにィィ～～～っ！オメ～～～～はッ、『柱の男』の眠っている場所を知っているのかーーーー！？」

「イタリアとドイツは同盟国なのだぜィ！そしてナチスはおれたちの『波紋』を科学的に研究したがっている。イギリス人のきみたちに彼らが五年前発見した『柱の男』をみせてもいいという許可が出たのも。このシーザーがいっしょうけんめい頼んだからなのだよォ～～～ジョジョ」

「シーザー。いかにも自分がやりました。みたいに言わないでちょうだい。話を通したのは私でしょ」

「おっと。これは失礼ィ」

「スピードワゴンさん。あなた方の情報がほしいのです。ヤツが目覚める前に協力して対抗策を見つけましょう！」