【JOJO】スケコマシーザーと使用人メイドのラブストーリー【シーザー】 (ページ2)

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ローマについてしばらく。

－－－トリトーネの泉。

「「はあ…………」」

Aとスピードワゴンは二人揃って深いため息を吐いた。

事の始まりは、レストランでシーザーがジョセフにちょっかいを出したことから始まる。

「何なのよ、あの二人は」

「うーむ…」

「シーザー！いい加減にしなさい！」

「ジョジョ！お前もだ！」

ジョセフ・ジョースターことジョジョとスピードワゴン。

シーザーとAは、この二人に会いにこのローマまでやって来た。

全ては『柱の男』を倒すため。

これは石仮面を巡る、ある一族の数奇な物語。

「おれはそいつがストレイツォや『柱の男』と戦ったと言うから、どんなスゴイ男がきたのか……と思ってホテルのレストランで待った。だが彼の『波紋』を試して、"ガッカリしたよ！"」

「そこのニイちゃんの『波紋』は弱すぎるッ！使いもんにならん！『柱の男』にはかさっもまぐれで勝ったのにすぎなかったのだろう！」

「おれはこんなヤツと組むのはごめんだぜッ！」

シーザーは憤りを隠すことも無く言った。

50年前、シーザーの祖父に悲劇は起こった。

『石仮面』にまつわる、因縁。

祖父が亡き後、シーザーの父へと受け継がれ、生涯『石仮面』の謎を追った。

「シーザー、あなたの気持ちもわかるけど今はねェ」

「A！すまないが今は口を出さないでいてくれ！」

と、あれよあれよと言ううちに、シーザーとジョセフは喧嘩を始めてしまったのだ。

少しイラついた様子のAは、もうこれ以上口は出すまいと、二人の気が治るまで噴水の縁に腰かける事を決めた。

そんな様子を見たスピードワゴンは慌てふためく。

「A！見ていないで止めてくれ！」

「無駄ですよ、スピードワゴンさん。こうなったら二人が落ち着くのを待ちましょう」

「そんな……」

「こういうタイプは、口で何を言っても無駄ですから。余計なエネルギーを消費するだけですよ」

「うぬ………」