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14話 キン○マバトル ページ15

落ちたキ○タマを手に持ち叫ぶ銀時。



「どーしてくれんだコレェ!!戻せェェ!!元に戻してくれェ!!」

「手が回らんでござんす。晴明様、サポートを」

「チッ、仕方ない」



晴明は手をサッと動かし、呪法で銀時のキ○タマを元に戻してやる。

ズポォンッ!と音を立てて、元の位置へと戻るキ○タマ。



「させるか!!」

「ぎゃあああ!!」

「邪魔をするなァ!道満んん!!」

「貴様の思う通りにはさせんぞ晴明ィィ!!」



銀時のキ○タマを元に戻したい晴明と、それを邪魔する道満。



「他人のキ○タマで何やってんだァてめーらァ!!」



二つのタマが激しく上がったり、地面にぶつかったり。



「グッ、このままではらちがあかぬ…。道満ひとつ提案がある!!」

「なんだ晴明!!」

「タマは二つあるんだ。ここは右のタマをわし、左のタマを貴様のモノとし、各々操ろうではないか」

「面白い。左右のタマを各々が操り、戦わせ勝敗を決せんというのだな。ゆけェェ!!佐介ェェェ!!」

「行けエエエ!!裕助ェェ!!」



二つあるタマを分け合い戦わせることで合意した晴明と道満。

自身のキ○タマでこんな事が行われることになろうとは思いもせず、気が気でない銀時。

リングの上では左右のキ○タマと、式神同士の戦いが繰り広げられている。



「仲良くしろォォ!!てめーら実は双子だろーが!スケット団と生徒会、やってる事はバラバラでも人を助けようという心意気は一緒だろーが!!誰かやつらの喧嘩をとめてくれェ!!」



プチンッ



「これでいいでござんすか」

「金ちゃんんん!」

「誰が金ちゃん」



銀時のタマを金棒で潰した外道丸。

あまりのショックに気を失い倒れる銀時。



「その首叩き落としてリングの外に捨ててくれる!!」

「外道丸ぅ!!」



巳厘野衆の式神の攻撃をかわし、銀時を連れリングの外へと出た外道丸。



「こんなになるまですまない…わしがふがいないばかりに」

「これは酷い…左右のタマがミンチに……。なんてこと……!」

「急げばまだ間に合うかもしれん。いでよ葛葉」



晴明は式神を出し、銀時のキ○タマの治癒をさせる。



「葛葉、外道丸と共にこの者に治癒の術を。お前は佐介、外道丸はボッスンを頼む」

「ボッスンて誰?」


「晴明様…」

「案ずるなA。あとはわしに任せておけ」

「…はい。ご武運を」

15話 結野晴明→←13話 ガチンコ呪法デスマッチ



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作者名:國子 | 作成日時:2018年9月12日 1時

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