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ベッドのカーテン越しから、シーツのこすれる音が聞こえてくる。
『珍しいね、康二がダウンするなんて、』
康二「ん…結構つらい、かも」
『熱上がるかもね。今日お兄仕事？？』
康二「どーやろ、、、、朝はおったけど…」
『ちょっと電話してみる。早めに帰った方がいいと思う』
部活の疲れか、季節の変わり目のせいか、
珍しく康二が風邪を引いてダウン寸前だった。
小テストがあったからそれだけは何とか受けたみたいだけど、そんなに無理しなければいいのに…
『もしもし…、うん、久しぶり。うんそうなの、知ってた？迎えにきて欲しいんだよね、、、ありがとう。よろしくお願いします』
保健室前の廊下からこっそり電話をかけた。
朝から調子悪いのは知ってたみたいで、すぐ迎えにきてくれるらしい。
『康二、お兄迎えにきてくれるって』
康二「めっちゃ助かる、、、、後でお礼言わんと…」
『こういうときは、本当にありがたいね…。私荷物取ってくるからこのまま横になって待っててね』
よほど寒いのかベッドの中で、ミノムシみたいになっている康二。
ごにょごにょ言ってるけど、それすらも聞き取れないくらいぐるぐる巻き。
ちょうど康二のクラスは岡田先生が授業中だった。
目黒くんがたまたま廊下を見ていて、私に気づいてくれた。
目黒「岡田先生〜、Aちゃん来てます』
先生「ちゃん付けやめれる？向井先生っていいなさい。あんた何様なの」
恒例行事みたいな岡田先生とのかけ合い。
2年生も人懐こくて、かわいい子たちばかりだな
目黒「康二、帰るの？」
『そうなの。お兄に迎えに来てもらうことになって。明日ももしかしたらだめかも…』
目黒「部活のバックもあるから、俺運んでいきます」
タメ口を話してきたと思ったら、突然敬語になる目黒くん。あ、岡田先生の視線を感じたのか、笑
『荷物、ありがとう。あと、テストもおつかれさま』
保健室に着いて目黒くんから荷物を受け取る。
康二がテストってことは、目黒くんもテストだったなと思い声をかけてみた、
目黒「それ本気で言ってる？」
『え？』
目黒「俺、今日のテスト満点取ったら一緒にごはん食べてって言ったよね。でも断ってきたじゃん」
俺ちゃんと気持ち切り替えようとしてたのに、何でまたそんなに掻き乱すのって。
そういう目黒くんは、とても冷たい目だった。
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ぴよまる(プロフ) - あぴいさん» ありがとうございます…！3Bってほんとに可愛くて…。たくさんの中から見つけてくださって、ありがとうございます！最後まで頑張りますので、待っていてください◎ (2021年1月28日 9時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
あぴい - お話拝見させてもらっています！チャラめな高校生の3Bにキュンキュン止まりません(T . T)幼なじみの康二も…最高です！これからも応援しています！頑張ってください^ - ^ (2021年1月28日 5時) (レス) id: 6fa25682e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいですっ！読んでくださってありがとうございます！ぜひ渡辺くんを見守ってあげてください！ (2021年1月24日 23時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 気になって、一気読みしてしまいました！！ドキドキキュンキュンが止まりません！これからも更新、たのしみにしています！！ (2021年1月24日 8時) (レス) id: 6e1d4e84cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2020年3月5日 14時
