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『あれ、ノート。誰のだろう…』
屋上に続く階段にノートが一冊落ちていた。
周りには誰もいなくて、誰が落としたのかもわからない。
『わた、なべ、、、しょ、うた』
数学のノートに思いっきり算数と書いてある。
表紙に独特な字形で名前が書いてあった。しかも独特な絵も。
『これ、、、、、誰？なんか頭から変なの生えてる…笑』
だいたい名前は覚えたつもりだったけど、まだ全員とまではいっていない。
渡辺翔太、という字を見ても、顔がぱっと浮かばなかった。
早く名前と顔を一致させないとダメだな〜と思い、ノートを届けるために３年生のフロアへ向かう。
先生「おーい、渡辺ー、お前今日出すって言ってただろうが」
「いや待ってって！まじで！ほんとにさっきまであったんだから！」
先生「さっきまであって何で今ないんだよ。捨てたか？」
「ちょっと待って、苦しい…、昨日ちゃんとワークもやったって…」
３年生のフロアにつくと、一番手前の教室前で数学の先生と髪の毛ふわふわな男の子が話していた。
あ、あのふわふわな髪の毛、しょっぴーくんにちょっと似てるな。
『私またしょっぴーのこと考えてる…』
たった１回。あの日に目が合っただけなのに。なんでか頭から離れない。
たまに姿を見かけるけど、まだ保健室に来たこともないから話したこともない。
考えても答えはでなさそうなので、頭を振って考えることをやめる。
そうだ、このノートを渡辺くんという子に渡さなければ…！
『あの、田中先生、お話し中すみません』
先生「あれ向井先生。どうかしました？」
『さっき階段のところでノートを拾ったんです。渡辺くんっていう子で…』
「え、、、、？」
田中先生が、「これだもん渡辺〜」とかなんとか言ってるけど、それどころではない。
翔太「…、Aちゃ、、、ん、、、」
『あ、えっと、その、、はい、向井です…」
翔太「ふはっ…！」
私がノートを届けた相手は、
もとい「渡辺翔太」くんは、
『しょっぴー…くんだ、』
あの日に目が合ったしょっぴーくんで、最近の私の頭の中から消えてくれない本人だった。
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ぴよまる(プロフ) - あぴいさん» ありがとうございます…！3Bってほんとに可愛くて…。たくさんの中から見つけてくださって、ありがとうございます！最後まで頑張りますので、待っていてください◎ (2021年1月28日 9時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
あぴい - お話拝見させてもらっています！チャラめな高校生の3Bにキュンキュン止まりません(T . T)幼なじみの康二も…最高です！これからも応援しています！頑張ってください^ - ^ (2021年1月28日 5時) (レス) id: 6fa25682e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいですっ！読んでくださってありがとうございます！ぜひ渡辺くんを見守ってあげてください！ (2021年1月24日 23時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 気になって、一気読みしてしまいました！！ドキドキキュンキュンが止まりません！これからも更新、たのしみにしています！！ (2021年1月24日 8時) (レス) id: 6e1d4e84cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2020年3月5日 14時
