○＊インディゴ ブルー＊○Part2【名前変換】

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急に抱きしめられて ドキドキが止まらない私。






加藤「……ごめん







彼氏に悪いけど……



ちょっとだけ……



ちょっとだけ こうさせて」









急に……





急にこんなこと






困る……







困るよ……









でも

何か思うことがあるのかな。











彼の胸の中で






あのハンカチと同じ香りに包まれて






彼の鼓動を聞きながら





静かに頷いた。
.




.




.





.





.






結局 私の家の前まで送ってもらい








加藤「お前 やっと 加藤くんからシゲくんに変わったな(笑)」








あ、そういえば…さっきは自然に出てたよ。









って、シゲくんだって








『シゲくんだって さっきやっとお前じゃなくてAって呼んでくれたじゃん(笑)』









美穂ちゃんやのりちゃんみたいにお前じゃなくて ちゃんと呼んで欲しいなぁって密かに思ってたんだよね。









加藤「アレ〜？(笑)そうだっけ？(笑)」









なんて言いながらも 真っ赤になってるシゲくん。









『あっ(笑)照れてるぅ

なんか…可愛い(笑)』









加藤「はぁ〜？ふざけんなよ？」









『ふざけてないよ〜？(笑)


本心だし(笑)』









さっき 抱きしめられた時は 正直ドキドキして





私達どうなっちゃうんだろ？って思ったけど







こんな冗談言える事に





ちょっとホッとしてる私。







やっぱり 貴久が好きだし






貴久を裏切れないよ。






私は貴久が好きなの。






何度も自分に確かめる。








シゲくんだって




そうでしょ？？





さっき抱きしめたのは


謝罪のつもりでしょ……？








お願いだから 違う感情で抱きしめないで。









加藤「んじゃ また 来週な

ヤキモチ妬きの彼氏によろしく(笑)」









『うん(笑)


シゲくんも
彼女さん 大事にしてあげてね』








シゲくんは ”おう”と言いながら自分のマンションへ






まるで お互いの気持ちに線引きするかのように交わされた会話を最後に 私達は別れた。

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