検索窓
今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:170,501 hit

blue 50 ページ2

駅まで黙って手を繋いだまま 歩き









そのまま地下鉄に乗り








最寄り駅に着いても 手は離さず歩いた私達。








何も言ってくれないけど








繋いだ手から伝わる 加藤くんの体温が心地よくて







ずっとこのまま 居たいような錯覚を覚える。









加藤くんの マンションの前に着いた時





初めて 彼は口を開いた。









加藤「美穂は小山の事が好きなんだ。」









『え……?』






美穂ちゃんは小山くんの事が好き??









加藤「小山とAが夕べ一緒に居たって聞いて 美穂ショック受けたんだよ。



嘘ついて小山に会ってたんだって思ったら、お前らなんかあんじゃねぇかって。


ずっと美穂の気持ち聞かされてたから
俺もちょっと感情的になって悪かった。」









私の手を握る力が一瞬強くなった。









『そうだったんだ……

何も知らないで 酷い事 言ってごめんなさい。



でも 私も小山くんとも店長とも何にもなくて

昨日は店長に私の友達を紹介しただけで、そこに小山くんがたまたま店長に誘われて来て、彼氏がうるさいから早く帰るつもりだった私を送ってくれた だけだから。

嘘ついたのは本当に悪かったと思ってる。

でも 店長の事だから ベラベラ話すわけにもいかなくて……。

ごめんなさい




うっ……うぅうぅうぅ……』








一気に話したら





ホッとしてまた涙が出てきちゃった。









加藤「……ごめん。

ちゃんと 話聞かずに責めて。」








更に続ける加藤くん








加藤「ごめん……



俺の所為で 怖い目に合わせて。



俺の所為で……。



俺の所為だ……ごめんな」









必死で首を横に振り







絞り出すように








『……ううん…



シゲくんの……所為じゃないよ……


私が……悪いの……

シゲくんは……悪くない……

悪くないよ……


自分を……責めないで……。』









繋いでいた手が急に引き寄せられ









彼に抱きしめられる。









え……







なんで?







なんで こんなことするの?







やだよ







ドキドキしちゃうよ。

blue 51→←blue 49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
210人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズ , 名前変換 , NEWS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ピヨ(・8・)かみや(プロフ) - あさん» 面白いですか?o(^▽^)o良かったです!コメントありがとうございます(*^^*) (2016年3月29日 17時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
- 物凄く面白いです! (2016年3月29日 16時) (レス) id: b314acb630 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ(・8・)かみや(プロフ) - まいまいさん» すみません コメントのお知らせに気づきませんでした(T ^ T)元カノさんは舞で書いてます。何処で間違えてたか教えていただけると有難いですー(^人^) (2015年11月6日 22時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - いきなりすいません。質問なんですけど、シゲの元カノの名前って主人公の名前をそのまま使ってるんですか? 名前が同じだったので。答えてくれると嬉しいです! (2015年7月18日 1時) (レス) id: 63cfc0e0af (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ(・8・)かみや(プロフ) - azusaさん» なんとか今日中に移行出来て良かったです(^^) (2015年1月20日 21時) (レス) id: 3e2b4b6f73 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ピヨ@かみや | 作成日時:2015年1月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。