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Blue 42 ページ43

2人並んで歩く






駅までの道。








ふと 隣を歩く加藤くんの横顔を見ながら 昨日の小山くんの話を思い出した。







加藤くんは いろいろあったんだよね。









加藤「何ガン見してんだよ。

惚れたか？」









やっと冷めてきた体温がまた一気に上昇する。









『ちょっ///

何言ってんの？



惚れないから！！

彼女居るんでしょ？」








加藤「いるよ？」








『もぉ〜///

加藤くんて そういうキャラだったのー？』








昨日から 私のコトからかってるんだよね？








加藤「俺のキャラ？？

慣れてきたら
こんなもんよ？(笑)



お前の反応 イチイチ面白えわ(笑)

泣いたり、怒ったり、笑ったり

リンゴみたいに すぐ 紅くなったり。」







『あ〜もう、また 馬鹿にされた！！』









急に加藤くんの 手が私の頭に延びてきて








ポンポンってされながら









加藤「馬鹿にしてねぇって

誰にでも 素直に気持ち 表現できて 羨ましいって思ってる。」







こんな事言うから







なんだか 胸の奥が きゅーってなった気がして なんか言葉が出てこないよ。









加藤「ほら、俺 1部の人間にしか中々心開けねぇからさ。」








あ そうだよね……






でも、私にも心開いてくれたって思って良いのかな？









『私も加藤くんの1部の人間になりたいよ。』







思わず口からこんな言葉が出てきて





加藤くんはもちろん、私自身もビックリしてる。








『あっ//

えっと


加藤くんともっと仲良くなりたいって思ってるよ。』









私のこの言葉に

加藤くんは紅くなった気がしたけど気のせい？








だってすぐに








加藤「お前のヤキモチ妬きの彼氏に激怒されない程度に頼むわ(笑)」







なんて 言ってくる。









『あははは。そうだよ〜


怖いからね(笑)』








加藤くんと仲良くなりたいのは本心だけどね。

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