○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 39 ページ40

小山くんは私の言葉にホッとした表情になった。







小山「俺の努力と中学の友達のおかげで かなり柔らかくなったんだ。

でも、ある出来事が シゲにまた壁を作らせた。

やっと取れかかった壁だったんだけどさ、その出来事で自分を責めちゃって 一部の心を許した人間以外にはまたダメになっちゃったんだよ。

だから俺があのバイト紹介したの。
ちょっとでもコミュニケーション取れるようになれば良いなってね。

その名残りで未だに初対面とかあいつダメでさ。

冷たい態度とっちゃうんだよねぇ。

特に女の子ね。

美穂ちゃんも最初悩んでたよ。
俺 だいぶ相談されたからね？

Aちゃんは早い方じゃないかな？？仲良くなるの。」






小山くん 優しいからみんな頼っちゃうよね。



間に入って良いクッションになってくれるし。




加藤くんも きっと小山くんに甘えてるんだろうね。






私 加藤くんと仲良くなるの早かったの？？







『初日 かなり追い詰められたよ。

完全に無視されたし。

凹んだ〜。』








小山「だよね(笑)

何時もにも増して冷たいなぁとは思ったけど。
Aちゃんにはちょっと特別だったのかもね……。

似てるから……」






ん？似てる？？





小山「でも シゲは 悪い子じゃないから。許してあげてね？」







『うん。』






まだまだ加藤くんは私にとっては未知だな。





中学の時の出来事ってなんだろ……





小山くんに 聞こうとした時、加藤くんのマンション付近まで来ていた。








小山「ここからは？？」







『もう すぐだし、歩いて行くよ。』








そう 言って 車から降ろしてもらった。






小山「ほんとに近く？？

大丈夫？

気をつけてね？」






『うん。ありがとう。また明日ね〜』







小山くんの車を見送り、すぐにバッグからスマホを取り出し LINEを開く。






休憩時間に送られてきたであろう メッセージが数件。








→今帰って来たよ♪






メッセージを送る。





→早いでしょ？(笑)







どうしようかな……正直に話した方が良いよね。







嘘つくより 正直に話して それで揉めるのは仕方ない。






でも、この時間に帰ってきたんだから 何にも無いってわかってくれる筈。

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