○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 37 ページ38

なんか、わざわざ残って貰ったのに申し訳ないな……






『ごめんね〜』








小山「ま、そういう役回り慣れてるから大丈夫よ？(笑)」








小山くんて本当に良い人！！









店長が誘ったのが小山くんで良かった〜。








『ありがと〜また何かお礼するね！』








小山「良いよ お礼なんて(笑)」









なんとか 小山くんと話がまとまり 恵子の元へ。

ちょっと近づいた所で 店長と笑顔で会話してる姿が見えた。







あれ？







なになに〜あんなコト言ってたくせに楽しそうじゃん。







なんとなくお邪魔しちゃイケナイ気がして、2人の元には行かずに服の棚の方へ。







ふと見上げると、今朝 私が壁に掛けたディスプレイが目に入った。








あっ………



加藤くんのおかげで

自分のコーディネートでディスプレイさせてもらえて

しかもお客さんに色違いを買ってもらえて


今日は何だか良い日になっちゃった。



人に認めてもらえるって こんなにも嬉しいんだね。







そういえば、朝 加藤くんに 嫌ってないから って言われてまた泣いちゃったんだよね？私。


先週は悲しくて出てきた涙だったけど、今日は嫌われてないんだって安心したら こみ上げてきた涙。



ハンカチ……借りたんだった。


帰ったら洗濯しよう。


アイロンかけて明日返そう。




しばらく ディスプレイを見ながら今日の出来事を思い返していると






手越「Aちゃ〜ん 行くよぉ〜」






店長の声がした。
.


.



.



.



.




お店からは4人で小山くんの車で移動した。





私は助手席に乗せられ、店長と恵子は後部座席に。







目的のお店に着くと 後部座席の2人が車から降りたのを確認して、運転席の窓を開け 打ち合わせ通りに店長に言う小山くん。







小山「手越〜
俺 Aちゃんと二人きりになりたいんだよね？

俺たちここで別れるわ。」





一瞬 えっ？って表情になった気がするけど、店長に続いて車から降りた 恵子の肩を抱きながら




手越「じゃあ、ここで。」





小山くん越しに見えた恵子。

嵌められた みたいな顔で私を睨んできたけど





『あとで連絡するね？』







そう 恵子に告げ、2人が店内に消えて行くのを見届けた。







小山「んじゃ 帰ろっか？

Aちゃんのウチはどの辺？？」







『あの、えっと

あ、そうそう、加藤くんのマンションの近く。』

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