○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 34 ページ35

2人でお店を後にして、並んで歩く。






加藤「今からデート？」







なんとなく店長に友達紹介してって言われたなんて言えなくて







『ううん。女友達とご飯食べに行くんだよ。』








加藤「ふぅーん。彼氏は？」







『バイトみたい。


加藤くんは？彼女は？』









加藤「俺？ まぁ 一応居るよ。」









へぇ いるんだ〜。







かっこいいし、頭も良いから当たり前か。






でも、なんか この人 彼女の前で甘えたりとか全然イメージ出来ないな〜。








『またぁ〜 一応って(笑)』








加藤「俺 マメじゃねぇからさ。

やっぱり 女としてはマメな奴の方が嬉しいんでしょ？

お前の彼氏はどうなの？」








『私の彼氏？？』







貴久は愛情表現ばっちりだよ。







恋人同士ならソレが普通なんだって思ってたよ。







私は貴久としか付き合った事ないから 他の人はわかんないけど。









『私の彼は マメで、甘え上手で、嫉妬深いよ。



多分 今のこの状況見たら 勘違いして激怒だよ。』






加藤「マジか(笑)

俺 浮気相手って思われるんだ(笑)」






『そうだよ〜(笑)

凄い剣幕で怒るよ。

加藤くん殴られるかも？(笑)




でもそんな嫉妬深い彼にでも気持ちで 応えたいって思うよ。

好きだから。』








加藤「好きだから……か。




やっぱり相手によるのかな…」








ボソッと言った加藤くんの横顔はなんとなく 淋しそうに見えた。








上手くいってないのかな……？







『加藤くんは毎日好き好き言わないの〜？』







加藤「んなの 言えるか！！」







『えーえー

言って欲しいと思うな〜

言ってあげてよ〜』









加藤「そいやぁ お前のコーデ売れたじゃん。」






あ？？話逸らした？？





って




売れたの？？？





『え？

うそ？？』







加藤「マジマジ。高校生くらいの子が買って行ったよ。

俺がレジ売ったから間違いねぇよ。ディスプレイの色違い買ってったよ。」








きゃー！！





嬉しい！！







『凄い嬉しいっ！

泣けそう〜！！』






加藤「だろ？(笑)認められたみたいで嬉しいんだって(笑)」





やだ〜マジで嬉しくて泣けそう〜






『加藤くんのおかげだよ〜！

ありがとね〜』





加藤「だな(笑)

俺のおかげだ(笑)

今度何か奢って貰うわ(笑)

何にしようかな？(笑)」





うっ………

そうきたか。

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