○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 28 ページ29

向かい合って座る貴久の冷たい視線に耐えれなくなって





思わず 顔を背ける。









『……………。








………るでしょ？』









貴久「はぁ〜？？」








もうっ！！



超不機嫌じゃん……









『だから…。




私が 黙って行ったら 怒るでしょ？』









貴久「そりゃ 激怒だよ。そんな事したらバイト辞めさせるし。」









付き添いだけなのに ここまで言われて






段々こっちもムカついてきた。









『バイト辞めないし！！』









貴久「辞めさせるし！！」









『辞めない！！』







貴久「ムリ！辞めろ！」









『正直に話したし


付き添いだけなのになんでこんなに責められなきゃなんないの！？』









「んなの、



俺以外の男と仲良くしてると思うとムカつくから。」









はぁー？









『店長は恵子目当てなの！！



ちょっと様子みて大丈夫そうだったら帰ってくるつもりだよ。』









貴久「絶対？？




絶対に様子みて帰ってくる？？」









『うん。絶対帰ってくる！』









貴久はおもむろに立ち上がったかと思うと





私の背後に座り後ろから抱きしめてきた。









久しぶりに包まれた貴久の香りに頭がクラクラしそう。









貴久「ごめん。



ごちゃごちゃ言ってるのはわかるんだけど



止まんなくなっちゃって。」









耳元に、貴久の熱い吐息がかかって ドキドキしちゃうよ。









久しぶりに会って、責められてからのこの不意打ち









もぉーなんなのぉ？









貴久「A〜 俺のこと嫌いになんないで？？」









首元に顔を埋められ、体温が一気に上昇したのがわかる。









しかもシッターからの甘えモード？？









でも







やっぱり私 貴久が好き。









『嫌いになんてならないよ？




貴久の事 大好きだもん。』








貴久「ホントに？？」









『ホントに。』









私の顎を持ち

クイッッと自分の方に向け


唇を重ねてきた。








唇を離し





貴久「やっと チュー出来た。




久しぶりに会ったのに




ごめん。」






って言う貴久の気持ちもわかるから。


反対の立場だったら私もきっと不安になっちゃうから。




友達を紹介してって言うのは口実なんじゃないの？って多分思っちゃう。

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