○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 21 ページ22

慌てて否定する。




『おわっ ？

ニヤニヤしてません！！

井ノ原さん、人の顔盗み見して趣味悪いですよぉ〜(笑)」






小山「彼氏から？(笑)いいなぁ〜ラブラブで。」






そう言った 小山くんの横で





加藤くんが



”キモっ”



って言ったのがわかった。









もう





ほんと





嫌な奴！！！





ムカつく！！





わかった！性格悪いから彼女居なくてひがんでるんだ！





絶対そう！！









あーもー







加藤くんなんて大嫌い！！









休憩が終わり 最後の1時間半が始まる。






今日は夕方 やけにお客さんが多い。






私が付いたお客さんが1本デニムをお買い上げしてくれるから、長さを合わせ、裾にマチ針を打ち、試着室から出てきたお客さんからデニムを受け取って、裾直しをしてもらおうと、周りを見回すと






井ノ原さんも 小山くんも接客中。






うーん。





どうしよう？






加藤くんも接客中だった。








仕方ない







やったこと無いけど、、、







私が縫ってみようかな？？








私はミシンの前に座って 生地に合う色の糸を探していた。









加藤「おい。」








えっ？？








怖い顔で加藤くんが目の前に立っていた。







加藤「お前、もう 裾直し教えてもらった訳？」








低い声で問い詰められ、怖くて 心臓がばくばく言い始める。







『えっ

あの


みんな接客で忙しそうだったから。

先週から小山くんのを見てたし多分出来ると 「ふざけんなよっ！！かせっ！！」』




私をミシンの前から退かし、デニムを取り上げた加藤くん。








『ごめんなさい。』






加藤「見てるだけで出来たら 誰にでも出来るわ！！

商品直して、客から金貰うのに、失敗しましたじゃ すまないんだよ！！

裾直し出来る奴と接客を交代して縫ってもらおうとか思わないわけ？

ほんと、頭悪い奴はこれだから。」







知らない間に目から涙があとからあとから出てきた。

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