○＊インディゴ ブルー＊○【名前変換】

Blue 1 ページ2

もぉ〜！！


遅ぉ〜いっ！！




貴久何やってんのぉ



映画始まっちゃう〜！！






はぁ、、、



何回コールしても 繋がらないじゃん。







”この映画 面白そうだね？”



なんて話してて

学校帰りに観に行こうかって言ったの貴久なのに。。。





別々の大学に通う私達は 17時20分からの映画を見るために 17時に映画館で待ち合わせた。






今17時10分だよ。







とりあえず チケット買って席は取ったから良いけどね？？








貴久が来たらすぐに入れるように、ドリンクも買っておこうかな？？


貴久ポップコーンも食べるかな？？






私はドリンクを買うために並んだ。







私が並んでいると 慌てた様子でキョロキョロしてる貴久の姿が目に入り、その瞬間、貴久も私に気づき、駆け寄ってきた。






貴久「ごめ〜ん。4限目の講義終わって帰ろうと思ったら、教授に呼び止められちゃってさ。大した用じゃないのに、なんだよぉ〜って感じだったよ。こっちは急いでるのに(笑)」





にこにこ 笑いながらこう言うのは、私の彼氏の貴久。





同級生の私達は

高校2年生の冬から付き合ってる






只今、交際期間 1年と半年。






まだまだ、絶賛ラブラブ中。






『すっぽかされたかと思った〜

連絡も来ないし、、、

何回も電話しちゃったよ。』





貴久「うぉ？マジ？」




スマホを確認しながら






貴久「あらら、ホントだぁーごめん。」






なんだか シュンとした顔が可愛くて 許しちゃう。







『もう、良いよ！ ドリンク買って早く 入ろう？』
.




.




.





.





二人で並んで席につく。







スクリーン真ん中の 劇場のど真ん中。





貴久はこの席が好き。




夕方って事もあり、ほとんど席は埋まってなかった。






間も無く 照明が落とされ、予告映像が流れ始めた。

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