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丗陸 ページ38

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「入ってきたばかりの子に強く当たりすぎたね。」


「手当てしてあげて。」






頭を床につける男にそう言った。






この鬼はまだここで、もっと人を食うつもりだ。



………







部屋に運ばれて寝かされた善逸くん。





「善逸くん、、、。」



軽傷だったがまだ気絶したままだ。




その時、


「A子、あんた指名が入ったよ!!!!」




周りがざわざわする。



あ。A子って私のここでの名前ね。




変とか言わないでよ?




「あんた何者さ!!??」





宇随さんか、、?





とりあえず部屋に通される。






この気配。宇随さんじゃない。





、、、入りたくない。



ここに "いる"







かと言って逃げられるわけでもない。




「失礼します。」





下げた顔を上げると





上弦!!!!


の、、、、弐!!!?







え。まてまてまてまて。




ここ、上弦何体いるのさ







さっき見つけた花魁の鬼と



薄くだけどもう一体いる気がする。



こいつとは別に。








「君かぁ。あの方が欲しがっている稀血の女の子は」






ん?



なんて言いました?





「あ。食べないから安心して!!食べたりしたら怒られちゃう!」



「でも、少しだけ、、」




へらへらと笑う鬼。




距離を詰められた!!!








頸を私は切れないし、今、お館様からもらった刀もない。









すると長い爪が私の肩に掠ると血が浮き上がる。





それを舐める鬼。







気持ちが悪い。







でも今ここで、こいつは私にこれ以上手が出せない。









「行かない。私は鬼舞辻無惨の元へは行かない。」




そう告げると









「あぁ。やっぱり?あ。日が昇りそうだ。」


なんだこの余裕は。



「今日はいいや。また来るね。」




ひらひらと手を振る鬼は









気持ち悪い笑みを浮かべて消えていった。

丗漆→←丗伍



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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時

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