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「何でしょうか。」







「甘露寺の屋敷へ行っただろ。」




ずっとなんか言ってるよこの人。





ネチネチネチネチしつこいな。



まぁ、最初の文しか私の頭には入らないけどね。









「近くに殿方がいるかも知れないって言っておきましたよ。」






ぐっと私が親指を立てると静かになった。





「お前余計なことを。なんなんだそれは。他の男を見てしまったらどうする。だいたいお前に頼んだ覚えはない。勝手な行動をするな。」




一息でそう言ったあと、しばらく沈黙が続く。





そして耳まで顔を赤くして



私と同じように親指を立てた。





かわいい。



なんか可愛く見えてきた。









「頑張ってくださいね!!」




走り出そうとすると、








あ。









ずしゃっ








と音と共に転んだ。





私が。






鼻と足首やったぞこれ。








「わっ。」



体が浮いて、姫抱きされていることに気づく。





おぉ。伊黒さん。





「貸しは返したからな。」







そう言って走り出す。




蝶屋敷へ連れてかれているのだろう。









「この事も蜜璃ちゃんに言っておきますね。」



「うるさいけどかっこいい人だよって。」









落とされそうになりました。

丗壱→←廿玖



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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時

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