７人のオオカミさん ３

今回は家までやってきた ページ7

２-side





パシャッ。
パシャパシャ…。




なんだ？
誰かが写真撮ってる。


ケントが俺の寝顔撮って、後でみんなで見て笑おうとしてやがるな。





…そう思いながら、うっすらと目を開ける。


２「やめろ。俺の寝顔を撮るな……は！？誰！？」





目に入って来たのは全く知らないおっさんだった。



「おはよう、タカシくん。よく寝てたね。はっはっは」

パシャパシャ。


おっさんは情況が全く飲み込めない俺の姿を撮影し続ける。




２「なに！こわい、こわい」


おっさんを部屋に残し、階段を駆け下りた。







２「ちょっとー！やべーよ！」


下に降りると俺以外みんなそろってる。



Ｙ「なんだよ。朝からうっせーな」

朝食準備中のわったーが顔をしかめてこちらを見た。



Ｆ「どうした？タカシ」

怖い顔のわったーではなく、穏やかにコーヒーを飲んでるタイスケに助けを求めることにした。


２「やべーんだよ。俺の部屋に知らないおっさんがいんの！しかもめっちゃ俺の写真撮ってんの！」


間違いなく今年、いやここ数年で一番の度肝話をしてんのに、タイスケはもちろん誰も驚く素振りを見せない。


Ｆ「あれ？タカシにも言ってなかったか」

Ｓ「言ってなかったんだってば。俺とタカシは知らなかったんだよ」


２「は？なに？」

会話が全く理解出来ない…

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