第２話 勝負です、焦凍さん。 ページ3
物事はそう上手く運ばない。
ホントその通りだと思う。今現実を突きつけられてる。
「俺も個性婚は馬鹿げている」と言った貴方に期待したのに！！
流れでお互いが望まないのなら…………になると思ったのに！！
と言うかそうなって！？(本音)
『えっ…………と？は？？大丈夫ですか？
私が好き…………？』
初対面だよね？←
「あぁ。お前が後から来るまで断ろうと思ってた。
でもお前を…………Aを見たとき、胸が締め付けられた。心臓の音が馬鹿みてぇに
煩くて、…………これが『恋』何だよな？初恋だ、一目惚れした。」
いやいやいやいや、
〃一目惚れ〃て。
相手の事知ろうよ！！！←
心臓の音が馬鹿みてぇに…………？
恋じゃないよ、心臓発作にしといてよ！！←
ハッ
いけない、コメディーじゃなくてラブコメだからね私！！←メタイ。
『…………っ、けど私は貴方の事好きでもないです。
お互いの事をひとつも知らないのに…………。ごめな「待て」えっ？』
「まだ言わないでほしい…………。
お互いの事を確かにまだ知らなねぇ。なら俺はAの事をよく知りたい。
俺に恋を教えてくれたAだから、もっと知りてぇって思っちまう。
俺に、教えてくれねぇか？お前の事…………。
きっと惚れさせてやるから。」
この時、とても真剣な目をした貴方に押されて…………
つい はい、と言ってしまった。
そう言ったら貴方、凄く嬉しそうに笑うから…………い、いやでもきっと、
その時顔が凄く熱かったのは…………気のせいだよね。
『出来るものなら。』
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作者名：あいね | 作成日時：2019年9月18日 22時
