「chaosと書いてケイオスと読む」① (ページ10)

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初戦闘② ページ10

有季「マジかコイツか!でも、コイツなら確かに!」

早速義眼ウォッチを構える。

有季「異界メダル、put on!」

メダルを義眼の上に置いた瞬間、義眼が紫に輝く。

…やっぱり、もう少しマシな色の光にして欲しかったな…。

有季「俺の友達…でいいんだよね?出て来い!」

有季「『データソラ』!」

叫ぶと同時に、メダルの上に数字が現れる。
空中に現れた0と1は徐々に増え、合体し、色が付く。
そして1秒と経たない内に、
データの世界の、光の勇者が、目の前に居た。

有季「ホ、ホントに…!召喚出来た…!」

だが俺の感動は。

ウィスパー「さあ有季様!令呪を使い彼に命令を!」
有季「………は?」

一瞬にしてブチ壊された。

有季「…え?令呪って、え?」
ウィスパー「義眼を見て下さい!」

見ると、義眼に令呪が浮き出て居た。

有季「いやもう全部キモいんだよいい加減にしろ!」

緑の目に令呪が浮き出る…あごめん想像しないで。

ウィスパー「説明した物が此方になります!」

・召喚した存在とは、言わばマスターとサーヴァントの関係になる。
・召喚は1度に3体まで。
・1体につき１つの令呪が浮き出る。
・召喚された存在は、目的達成、令呪を使い切る、そして任意で帰って行く。

有季「メタ過ぎるしFate過ぎる!でも分かりやすい!」

あーもうこの際どうでもいい!

有季「データソラ!令呪を以って命ずる!彼の心を救い出せ!」
Dソラ「任せとけ有季!『光よ癒せ(ヒーリングライト)』!」

データソラがキーブレードの切っ先をエミヤに向け、力強く叫ぶ。
すると切っ先から光が迸り、彼の胸を貫いた。

やった、と思った、だが次の瞬間、

世界が一瞬で塗り替えられた。