161話 ページ29
〜Aside〜
グリム｢あっ!そうか｡同じ寮だから
「自分は狙われない」って言ってたのか?｣
ジャック｢……オイ､てめーら｡俺と勝負しろ｡｣
エース｢はぁ〜?突然なんだよ?｣
ジャック｢男が腹割って話すんなら､
まずは拳からだろ｡てめーらが口だけの
輩じゃないと俺に証明できたら俺の知ってる
話を教えてやってもいい｡｣
ユウ｢な､なんかヤンキー漫画の
ワンシーンみたいだね……｣
エース｢げっ｡オレそういう汗臭いの
苦手なんだけど｡｣
デュース｢俺はそういうの嫌いじゃねぇぞ｡
わかりやすくていいじゃねぇか!｣
グリム｢ふな゛っ!?デュースのワルスイッチが
入っちまったんだゾ!｣
ユウ｢僕もこういうの苦手なんだけど……
なんでいつもこうなるかなぁ……｣
ー数分後
A｢さあ､試合が始まって数分立ちました現在､
ジャック選手とデュース選手
の勝負が白熱しています!
果たして勝負が決まるのはいつだろうか!｣
ユウ｢Aくんが解説し始めちゃった……｣
ジャック｢うおおおおあ!!｣
デュース｢おらあああ!!｣
ジャック｢はぁ、はぁ……な､なかなか
鋭いの打ち込みやがる……｣
デュース｢はー､そっちこそ……
はー､やるじゃねぇか……｣
グリム｢オマエのパンチ､
オレ様のハートに響いたんだゾ……｣
エース｢ぜー､はー…お前ら空気に飲まれすぎじゃね?
もう選手枠とかどーでもいいわ……しんど……｣
ユウ｢みんなボロボロだね……大丈夫?｣
A｢後で僕が治すから大丈夫だよ〜｣
ジャック｢……よし｡これでケジメはつけた｡
俺の知ってることは話してやる｡｣
エース｢ケジメって､なんのケジメだよ｡｣
ジャック｢俺自身の心のケジメだ｡
所属寮を裏切ることには違いねぇからな｡
だが､俺はもう我慢ならねぇ!!
どんなに強い相手だろうが､自分自身の力で
挑んでこその勝負だろ｡今回の大会だって､
俺は自分がどこまでやれるのか
挑戦するつもりで自分を鍛えてきた｡
卑怯な小細工なんて反吐が出る!
そんな勝利になんの意味がある?
俺は､自分自身の力で勝ち上がって
テッペン獲ってやりたかったんだ!｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
