心の傷〜第五章〜【魔入間・魔d!】

27.手紙 ページ27

『…、手紙…？』




いつも通り帰ろうとしていたとき、靴箱に手紙が入っているのを発見。





ラブレター？…。いや、“魔力”が込めないと読めない。



少しだけ魔力を流し、表れた文を見る。





《今すぐ屋上に来い》





書かれていたのはこれだけだった。




…なぜか、行かないといけない気がした。
私はなるべく早く、いや、走って屋上に向かった。



















『…。やはり、貴方でしたか。




…悪女さん。』




悪女「…私が居なかった間はどうだった？♥Aちゃん♥」




悪女さんは私との問題でしばらく休校させられていた。




『…何のようですか。』



悪女「…アンタに話があって来た。レンルイ・A。



…私がずっとお前を憎んでた理由を教えてあげる。」



『…！』



…どういう事？そのためにわざわざここに？
今のタイミングで？色々な疑問が頭に浮かぶ。




悪女「悪魔って本当バカよね。



噂をすぐに信じて、恨み、妬み、すぐ怒る。



ほんとバカ。っはは、笑えちゃうw











…だけど、悪魔には誰だって、“心の傷”がある。



















アンタにも、



















私にも。」









その言葉を言った悪女さんは、どこか苦しそうだった。





そんな苦しい顔の悪女さんを見て、私は何も言えなかった。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿


６月９日追記


すみません。少し体調を崩してしまいまして、１週間くらい
お休みさせて頂きます。


迷惑をおかけしますがよろしくお願いします…！

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