1.使い魔達の励まし ページ1
『ッ…いたた…。』
午後から体調が悪くなったけど、今は随分良くなっている。
…王の教室、ですか…。
…教師の許可書は、師匠も入っているんですよね…。
ウン「…ご主人様?なんだか元気無いわね…。」
エル「…どうかしたノ?」
『ウンディーネ…エルフ…。…なんだか複雑なんです…。』
エル「…?」
『…皆さんが“仲間”になってくれたのに、何故か…
心の底からは嬉しいと思えないんです。…私、
どうしちゃったんでしょうね。
仲間になってほしい。それが叶っているのに嬉しくない。…こんな私、私じゃないみたい…。』
ノー「…謝られて、ないから…じゃない?…僕も…謝られて…ない時…、怒りと…悲しみで…感情がごちゃごちゃになる時がある…。」
サラ「…ぉ、おい…。俺を見ながら言うなよ…。ちゃんと
謝ってんじゃん。俺。」
『…ウンディーネ。エルフ。ノーム。サラマンダー。
…私がもし、私じゃなくなったら…どうか、“止めて下さい”』
使い魔達「…?」
ウン「…それは止めてあげたいけど…ご主人に逆らったら
雷(罰)打たれちゃうわ…。」
ノー「痛いのは…嫌…。」
『…。』
サラ「…だけどよ、…A。だったっけ?」
エル「…Aサマって言いなさい。」
サラ「…わーったわーった。…主人に俺達は
選ばれたんだ。それに、主人の願いは絶対だろ?…なぁ、
主人?」
『…お願いします。これは、私からのお願いです。』
ウン「ッ…もぉ〜、こんな可愛い子にお願いされたら
断れるわけないじゃない…!」
エル「…ガンバロ。」
ピロン、とス魔ホから音が鳴る。…メール?
イルマ{A。明日は来れそうか?}
『…イルマさん』
ノー「…誰。」
ウン「ん、なんか地面揺れてないかしら…?」
サラ「いや、ノームしか居ねぇだろ。」
{はい!ご迷惑かけてすみません…!}
そう送るとすぐに既読がつき、可愛いスタンプが
送られてきた。
…ふふ、なんだか可愛らしい…。
おまけ
ミシミシミシ
ノー「ちょっと…挨拶に、言ってきても…いい?
…イルマってやつに。」
サラ「…地面にひび入ってきた…。」
ウン「…ハッ、ご主人様もしかしてその子が好きなの!?」
エル「…」
『…?はい、イルマさんのことは(オトモダチとして)
大好きです!』
ドシャアァアア
ノー「…」
サラ「…お前、片付けろよ…?」
276人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒灰白サブ(プロフ) - 零々さん» 体調には気をつけて下さい‼︎ (2022年7月8日 8時) (レス) id: 7e035f9f77 (このIDを非表示/違反報告)
零々 - 名無しのメダカさん» お疲れ様でした!後編も頑張りたいと思います!! (2022年7月8日 7時) (レス) id: e63a52492a (このIDを非表示/違反報告)
零々 - 聖無レイさん» ありがとうございます!ロアさんとの関係はどうなるんでしょうね…。 (2022年7月8日 7時) (レス) id: e63a52492a (このIDを非表示/違反報告)
零々 - 八知。さん» できるだけ無理しないように頑張ります!!笑 応援ありがとうございます! (2022年7月8日 7時) (レス) id: e63a52492a (このIDを非表示/違反報告)
零々 - 黒灰白サブさん» 期待に応えられるよう全力で頑張ります!! (2022年7月8日 7時) (レス) id: e63a52492a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零々 | 作成日時:2022年5月18日 18時